専業主婦という生き物

美味しいもの、美容、国際結婚、噂話、専業主婦についてなどを思いつくまま綴るブログ。

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50歳過ぎてから仕事を始めるということ。専業主婦生活20年以上のブランクは思いのほか大きくて。。。

本日は日曜日です。お休みの人もいれば、お仕事をしている人もいるかと思いますが、私はのんびりオフデーでした。

これほどまでにお休みの日にくつろぎを感じられるのは、お仕事をしているからこそでしょう。それがたとえ扶養範囲内のパートでも、お休みが嬉しいのは同じなのです!





長年専業主婦として生活してきましたが、子供も成長し、少しずつ私の出番が少なくなってきました。

家事・育児がメインの専業主婦にとって、育児がなくなったということは、それだけ時間が出来るということです。
そこで「また働いてみようかしら?」と思う人もいるかと思います。私もその一人でした。

しかし、そう思った時はすでに50代。。。

本来ならあと数年したら仕事を辞めてゆっくりしようかしら?と思う人も出てくるお年頃です。一方でそんな年齢から働き始めようとするのですから、そう簡単なことではありません。

まずその第一歩を踏み出すのにも勇気が必要です。なんと言っても20年以上も社会から離れた場所で気ままに専業主婦をしていたのですから。。。

いざ「働くわ!」と動き出しても、なかなか希望の職を得ることも出来ず、またここで心折れる人もいます。
仕事を選ばなければ職を得ることはできるでしょうが、できることなら自分が「やってみたい!」と思えるようなお仕事がしたいと思うものです。

長らく専業主婦をしていたということは、自分が働かずとも生活が成り立っていたということです。そんな人が働く動機は殆どの場合、お金を稼ぐことが第一の目的ではなく、また別のところにあると言えます。

生活のためならどんなことも厭わずできるでしょうが、自分の生活を変えたい、なにか目新しいことをしてみたい、またやり甲斐を持ってできることがしたい。そんな理由で再び働き始めようと考えている専業主婦は、可能であるなら自分がやってみたい、楽しめると思う仕事に就きたいと思うのが普通です。

しかし、50歳を過ぎてから初めて仕事をするということは、あらゆるところで妥協や我慢を強いられるものです。

それが具体的にどんなことなのか、世のアラフィフデビューを考えている方の参考になればと、私自身が感じたことをまとめてみました。




求職の難しさ

今は晩婚化の影響で女性も結婚、子育てを終えてから仕事をするとなると、40代に突入という人も多くいるでしょう。
私などはそのまま生涯専業主婦でいるつもりでいたため、「やっぱり働きたいわ」と思った時には50歳を過ぎていました。

若い頃、仕事でよく出入りしていたビルで清掃のお仕事をしていた50代の女性とよく話をしていました。
その時、彼女が繰り返し言っていたことがあります。

「50代になると仕事がないわよ。お掃除の仕事ですら50代よりは40代、40代よりは30代が優先的に雇用されるの」

まだ20代はじめだった私は「そんなものなのかしら」と思う程度で心に響くようなことではありませんでした。

しかし、今なら彼女の言っていたことがよくわかります。
はっきり言ってしまえば、ずっと専業主婦として暮らしてきたブランクありきの50代が仕事を得るのは大変です。それが例えパートタイマーでも同じこと。

なにかしら特別なスキルがあるとか、強力なコネクションがあればまた話は別ですが、のんびりと専業主婦生活を謳歌していた中年にお仕事をさせてくれるところは限られています。

現在は30年前と事情が変わり、お掃除、介護、飲食など、ブランク専業主婦やシニア層歓迎という求人は増えているようですが、それ以外の職に関していえば、やはり年齢の壁は高く厚いといえます。

そして運良く希望の職を得ても、実際に仕事を始めてみると、たくさんの苦労があります。

私自身、仕事を始めた際、これは肝に命じておかなければと思ったことがあります。
それが以下のことです。

経験を過信しない

たとえ専業主婦として生活してきても、50過ぎという年齢にもなればそれなりの経験というものがあります。
若い頃にしていた仕事の経験、家事育児を通して得た経験など、実社会で働く際にも役立つ経験というものを誰しも持っていると思っているはずです。

それは決して間違いではありません。どんな経験も無駄になることはなく、様々な場面で応用できることはきっとあるはずです。
しかし、その経験を過信してしまうのは危険です。

専業主婦というのは、ある意味個人プレーです。自分自身とその家庭を個人でプロデュースすることが基本となる働き方なので、その気持ちのまま社会で働くと当然のことながら上手くいきません。
社会で働くということは、そこのルールに則り、他者と足並みを揃えて行動する必要があるからです。
どんなに経験があっても、それが通用することばかりではありません。

特に何十年ものブランクがあった専業主婦ならば尚更です。働く現場はハードもソフトも激変しています。
なにより働くことに対する考え方はこの20年で大きく変わっています。

その変化に気づかずに自分の経験を過信していると、職場の厄介者にもなりかねません。





これまでの自分をリセット

自分の経験というものはひとまず横に置いておいて、まるで初めて就職するフレッシュマンのように自分をリセットする必要があります。

これまで自分の中にあったルールや常識といったものを、一度真っさらにするのです。
それができないと、新しい環境に身を置くことはかなり辛いことになるはずです。

50歳を過ぎてから仕事を始めるということは、完全な戦力外の状況からスタートするのです。それは学校を卒業したての経験ゼロの若者と変わりはありません。

かつてはこんなことをしていた、かつてはこれだけすごかった。。。
そんな過去の栄光もプライドも全てリセットしなければ、令和の社会で快く働くことはできないでしょう。

若い時以上の努力が必要

私が50歳を過ぎて働き始め、最初に思ったのは、とにかく思うように頭も回らない、体も動かないということです。
覚えも悪く、覚えたと思ってもすぐに忘れる。。。
昨今ではパソコンなど我々が現役だった頃にはなかったものが、仕事の中心にあります。パソコンのみならず、機械関係全般、なかなか使い方を覚えるのが難しかったりします。

全てにおいて若い時には難なくできたことが、思うようにできなくなっています。
それでも、仕事をする上で必要であれば、どんなことも覚えていかなければなりません。

私も若い頃はメモなどとらずとも、大概のことは頭にすんなり入ったものですが、今は全くダメです(笑)
常にメモを持ち歩き、仕事が終わった後には家でそのメモ書きを整理して、自分なりのマニュアルノートを作ったりしています。

それがあれば、その都度人に教えて貰わずともノートを見て自分で対処できるようになります。そうこうするうちに50歳過ぎたおばさんでも、次第に覚えてくるものです。

とにかく、まずは仕事を覚える努力、そして次にはより効率よく質と速さを備えた仕事ができるようになる努力をしなければなりません。
なんにもせずとも知らないうちにできるようになる人もいるでしょうが、長きブランクのあった専業主婦にとっては、たとえパート仕事であっても、そこで貢献できる働き手となるには、若い人以上の努力が必要ということです。

人間関係への割り切り

50代ともなると職場の人間関係もなかなか厄介なことが多いものです。
とりわけパート主婦の集まる職場などでは、度々その人間関係が悩みの種になっているなどという話も耳にします。

私が以前短期で働いていた職場もそうでした。陰口や完全無視などあからさまな嫌がらせが横行していました。
そこには必ず中心になる人、またよからぬ噂を拡散するような騒がせ屋さんがいたりします。
人間的にどうなのよ⁉︎ などと思いはしましたが、相手の人間性など変えようがないので仕方がありません。

唯一できることは、相手にしないということ。陰口も無視、皆んなから無視されても何処吹く風と、仕事だけ一生懸命にやっていればいいのです。

もちろん皆んなと和気藹々とお仕事ができればそれに越したことはありませんが、相手にそんな気がなく、むしろ虐めてやろうと考えている人相手にどんなに頑張っても無駄なことです。
50代も過ぎれば、見栄やプライドのぶつかり合いもあります。しかしそんな底辺の争いに加わったところでなんのメリットも得られません。

お友達を作りに行っているわけではないのですから、仕事さえちゃんとできればそれで十分!人間関係に関して私はいつもそう割り切るようにしています。

もしその人間関係によって仕事に差し支えるようなことがあれば、会社側にきちんと報告をして改善してくれるよう直訴します。
それでも会社が何もしてくれないときは、自分が直接その相手にいかに仕事の妨害をしているか、はっきり言うしかありません。
どんなに長く働いてるボス的な人であろうが、間違ったことははっきりと言うべきだと思っています。
自分の居場所を快適にするためには、時に自分自身も戦わなければいけないこともあるということです。

もしもそれができないのなら、選択肢は一つ。私ならさっさと辞めてしまいます。
そんなストレスに満ちた職場で心身ともに消耗してまで働き続ける価値のある場所なのか、また働き続ける必要があるのか?
おのずと答えは見えてくるでしょう。

世の中、逃げるが勝ちということもあります。





自分を客観視する大切さ

全てを踏まえて言えるのは、常に自分を客観視できるようになることが大切だということです。

50歳から仕事を始めるということは、ほとんどの場合、誰にでもできるような仕事です。
自分が思っているほどの評価は、一朝一夕に得られるものではないでしょう。

自分がどんな立ち位置にいるのか、会社の中でどんな役割を担っているのか、それに加えて自分の能力はいかほどなのか、常に外から自分を見つめることが大切です。

そうすることで、自分の改善点を見つけたり、逆に得意分野を伸ばしたりと、のちのち会社にとって貴重な存在になることも可能であると思っています。

専業主婦の独りよがりは卒業して、社会の中で自分がどれほどのことができる人間なのかを自覚しつつ努力することです。

スタートは早いに越したことはなし

50代はまだまだ若い!などと言われます。確かに年寄りではありませんが、50代から仕事を始めるとなると、決して若いとは言えません。

冒頭にも書いたように、求職に関しては少しでも若ければ、それだけ有利になります。
また体力的にも30代、40代と比較するとかなり劣ると言えましょう。私自身の体感としても、5年前と今とでは雲泥の差です。

パート仕事を始めてから、必ず週のうち1日は何もせずにゆっくり身体を休める日を設けて体調管理をしていますが、数年前まではそんなことなど全く必要ありませんでした。

専業主婦としての期間が長かったせいで、自覚していた以上にフィジカル、メンタル共に体力が低下していたこと、そして仕事と家庭とを両立することになかなか慣れないというのもあります。

とにかく、いずれ仕事がしたいと思っているのなら、スタートは早ければ早いに越したことはありません。

悪いことばかりではない

散々ネガティヴなことを書いてきましたが、それでもやっぱり思い切って働くことにしてよかった!という思いです。

大変なことはありますが、それと同じくらい楽しいこともあります。

50歳を過ぎてから働く動機といえば、お金が欲しい、または時間があるのなら何かしてみたい。その二つだと思いますが、どちらにしても子育てを終えた世代にとって、働くということはメリットの方が大きいと感じます。

たとえ扶養範囲内のパート仕事でも、月に8万円程度のお金が入ってきます。それと同時に社会で働くという新たな経験も得られます。

そして私が一番良かったと思っているのは、健康のためにもなるということです。
仕事をしていれば、その間は頭も身体も動かすことになります。通勤にしてもそうです。これまでよりも遥かにそうした機会が増えました。
おかげでかつて悩んでいた40、50肩もすっかり影を潜め、更年期症状かと思われた不調もいつのまにか消えていました。

専業主婦としてずっと家のことをしていたけれど、それも以前ほど必要なくなった、また専業主婦でいることに飽きた!
そんな方々は思い切って仕事をしてみるのも楽しいと思います。





50歳過ぎてからのスタートとなると、若い時のように最前線でフルスロットルで働くということはできませんが、たとえパートでも仕事は仕事。
逆に自分の出来る範囲で時間を調整しながら出来るパートという働き方は、ずっと専業主婦をしてきた人間にとってはある意味とても都合のいい働き方といえます。

この歳から大丈夫かしら?
そう二の足を踏んでいる方もいるかと思いますが大丈夫です。
上手くいくかいかないかは自分次第。とにかく何事もやってみなればわかりません。
いくつになっても初めてのことは沢山あります。そんな「初めて」を楽しんでみるつもりで働き始めてみたら、また違った世界が広がるかもしれません。