専業主婦という生き物

美味しいもの、美容、国際結婚、噂話、専業主婦についてなどを思いつくまま綴るブログ。

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働く女性が子供を理由に仕事を欠勤、遅刻、早退することの理解について。

今日もムシムシと暑い一日でした。
ようやく梅雨明け?と思ったら、今度は台風?と、7月も終わろうというのに、なんともスッキリしないお天気が続いています。

こんな時期、体調を崩すのは更年期世代の我々だけではないようで、ここのところ会社でも欠勤する方がチラホラといたりします。

特に小さな子供を持つ社員、パートさんなどは、自分の不調はなんとか押しとどめて頑張っても、お子さんが病気になり出勤できないというケースも少なくはありません。

我が職場でも若いお母様方が何人かいますが、子供が熱を出したので病院へ行かなければならない、また仕事中に保育園など子供の預け先から連絡が入り、子供の具合が悪くなったのでお迎えに来てくださいなど、お休みや遅刻、早退を余儀なくされることがあります。
そのたびに「すみません。。。」と頭を下げている姿を見て、本当にお母さんとは大変なものだなぁ。。。と思います。





私が若い頃は、あからさまに「だから女と働くのは嫌なんだよ」などと言う男性が当たり前のようにいました。
確かに業務に支障をきたすというケースもあり、まだ未婚で子供のいる生活というものが全く想像できなかった私は、「だから女は」はさておき、「仕事に子供なんて理由にならないのに」などと思っていたものです。

私が子供を授かって以来、ずっと働かずに専業主婦をしてきたのも、そんな男性達の呟きを多く聞いてきたせいでもあります。
もちろん家事育児が思いのほか楽しく、外国人夫のサポートと子供を育てることを当面のミッションと自分で決めていたせいもありますが、心の何処かに「自分の家庭の事情など人様には関係ないこと。自分都合で人に迷惑をかけることを心苦しく思うのも面倒だなぁ」と、そんな思いもありました。

しかし、実際に自分が母親となり子育てを経験すると、そんな考えにも変化がでてきました。
単純に考えて、仕事と子供を天秤にかけて、子供を選ぶのは普通のことだと今更ながらにわかったからです。

子供の具合が悪ければ、それを放置して仕事に出かけられる母親は皆無でないでしょうが、ほとんどの母親は子供の身を案じて側にいることを選ぶはずです。
そこには子供に対する愛情というだけではなく、子供を産んだからには育てるという責任があるからです。

独身で若かった私には、そのあたりの気持ちというのが、理解できていなかったのですね。

いま、会社で周りを見渡すと、やはり男性の中にはそのあたりを理解してくれない人が多いのに少し驚いています。

昭和の時代ならまだしも、この夫婦共働きが当たり前となった令和の時代になっても、まだ子育ては母親の仕事であると暗黙の了解のようなものがあり、男性の意識もあまり変わっていないのでは?と感じています。

そんな男性ばかりではないでしょうが、実際に職場では、そんな思いを抱かせるような言葉を聞くことがあります。

「こう頻繁に休まれたり早退されるとなぁ。。。」

「子供のことじゃ仕方ないにしても、この忙しい時に困るよな。。。」

「小さい子を抱えてちゃ無理でしょ?もう次回の契約は見送るか?」

などと、本人のいないところでぶつぶつと文句を言っていたりする人もいます。

挙げ句の果てに私の背後に張り付いて、

「フランキーさんもそう思いませんか?」

「あの人がいない分、いつもあなたにしわ寄せが行ってしまって。。。」

などと、業務が滞るという自分の責任問題、一方で「子供が病気で。。。」と言われれば理解を示さなければいけないという気持ちの板挟みでイライラとするのか、私の後頭部に向けて愚痴ることしばしば。。。





もちろん気持ちはわかります。
滞りなく業務が進むように管理しなければいけない立場も、突然の穴埋めを他の人にお願いしなければいけない心苦しさも。

しかし、その一方で「何を今更。。。」と思います。
もちろん業務に穴を開けられるのは大変困ったことになるのはわかりますが、そもそも小さなお子さんを持つ人を雇用した時点で想定内のことでは?とも思うからです。

それが嫌なら、お子さんのいない方か私ような自由な身の上のおばさんを雇用すればよいことです。

しかし、誰でもいいというわけではないのですね。そもそもどんなにやる気があろうと、欠勤は決して致しません!と言ったところで、普通の会社は年寄りを雇用したがりません。

もちろん新規雇用する際、50過ぎた元専業主婦のおばさんよりも30代現役の若い人の方が仕事ができると判断するのは正しいことだと思っています。
だからこそ私のような人間(中年の元専業主婦)こそ、ピンチヒッターとして大いに役立てて欲しいと思うのです。

人と一台の車を走らせるというのは、そういうことではないでしょうか。
ハンドルを握る人、アクセルを踏む人、ブレーキをかける人など、必要なのは主要となる仕事だけではありません。
ウインカーをチカチカと点滅させたり、ミラーで全方向写したり、普段は出番がなくても雨の日にはワイパーを動かしたり、様々な役割があって初めて安全に車を動かすことができるのです。

私は会社という組織の中で働くのなら、普段はワイパーしか動かしてないけれど、アクセルを踏む人がいなければ、喜んでピンチヒッターをやるつもりでいます。
つまり、病気の子供の母親の代わりはできずとも、仕事の代わりはできる人がいるということです。

上司の男性は欠勤した方の「しわ寄せ」がくると言いますが、仕事がしたくてたまらない人間にとっては、本来なら自分がやらせてもらえない仕事をやらせてもらえるチャンスでもあります。

人が働く動機はそれぞれです。人によっては、他人の仕事までひっ被ることを快く思わない人もいるでしょう。
「同じ給料なのに、どうして私ばかりが大変な思いをしなきゃいけないの?」
というように。。。

ただ我々のように、子育ても終わり経済的にも安定した年代になると、働く動機とは単純に「お仕事がしたい!」という人が多いものです。

そんな人にとっては、「しわ寄せ」だろうが「穴埋め」だろうが、やる人がいないのなら、自分ができることはやらせてください!なのです。

「穴埋め大いに結構です!私にできる仕事があれば遠慮なくバンバン回して下さいな!」

誰かが欠勤し人手がたりなくなると、私はこんな風に張り切ってしまいます。

「なんでそんなにやる気出してるんですか?やっぱりフランキーさんって昭和だなぁ。。。」

などと苦笑されるのですが、働く女性に理解を示してくれないあなた方のほうがよほど昭和じゃないのさっ!と思います。





今の時代、仕事をしながらの家事育児は当たり前となっています。
それでもほとんどの家庭では家事も子育ても母親主導です。
それは決して悪いことではありません。女性はマルチタスクであると言われるように、多くのことを一度に処理する能力に長けています。
しかし、だからといって女性だってスーパーウーマンではないのです。一人で全てをマネージするのは物理的にも精神的にも無理なことです。

私はずっと専業主婦だったからこそ、たとえワンオペであっても家事育児全般を取り仕切ることができたのだと思っています。
その証拠に今はフルタイムでもないパートタイマー、しかも毎日お仕事をしているわけでなくても、専業主婦の時のようにはいきません。
これが週5日間フルタイムで働いているお母様であったらどうでしょう?

これは想像しただけで大変なことです。。。

そんな大変な思いをしてまで働くには、必ず理由があるはずです。
どんな理由かは人それぞれ違うと思いますし、それ自体は問題ではありません。
どんな目的で働こうが他人がとやかく言うことではありません。

ただ、人はそれぞれ事情を抱えながら生きているというのは理解しなければいけないことです。
その上で、お互い困ったことがあったときは、それぞれが自分ができることをするという相互扶助の気持ちがあってもいいのでは?と思うのです。

子供の病気だけではなく、自身の病気、親の介護など家族の問題を抱えているケースもあります。
時に他人には詳しい事情を話したくないということもあります。

子持ちの働くお母様方に限らず、誰でもお仕事を休むということはそれなりの理由があるはずです。
そんな時は、明日は我が身と考えて気持ちよく自分のできることはしたいものです。