お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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京都祇園 あのん『あんぽーね』。餡子とマスカルポーネの絶品もなか。

ちょっとすごいお菓子に出会っちゃいました。

先日のこと、知人にプレゼントするお菓子を買うため、銀座三越のデパ地下へ出向いた時のこと。

和菓子のエリアに見慣れないお店を見つけたので、興味本位に近づいていったところ、「一口いかがですか?」と声をかけられました。

これまで知らなかった京都の珍しいお菓子だったため、試食させて頂いたのですが、それを飲み込むよりも先に「これ、お一つ頂きます!」と口に出たくらい、美味しい〜と頬っぺたが落ちたお菓子でした。

日々、「美味しい〜」と思いながら色々なお菓子を食べているのですが、その「美味しい〜」が虹色にスパークするのは珍しいことです
(最近では「デリーモ」さんのフィナンシェブロンドキャラメル、「かずや」さんの煉菓子あたりです)。

あのん

こちらのお店、この度初めて知りました。
それもそのはず、京都祇園に本店を構え、京都伊勢丹と博多大丸にしか店舗がないそうなので、私の胃袋には届かないのも当然です。

ちょっと調べてみたところ、「あのん」はおはぎや今川焼などで知られる「サザエ食品」さんと神戸の洋菓子ブランド「御影高杉」の元パティシエが作ったお店だそうです。

「御影高杉」は残念ながら東京在住の私にはご縁のあるお店ではありませんでしたが、「サザエ」は日頃からお世話になっています!
渋谷東急フードショウへ行くたびに、おはぎと今川焼を買って食べているので、慣れ親しんだお味です。





祇園には京町家の風情を残した内装のカフェもあります。写真を見たところとっても素敵で、思わず「そうだ!京都へ行こう!」と口走りにそうになりますが、そうもいかないので、お家で頂きます(笑)


あんぽーね


見た目の麗しさとは裏腹、ユーモアのあるネーミングで一度聞いたら忘れられません。

十勝産の粒餡と自家製のマスカルポーネクリーム。


最中は香ばしくサクサクとしています。そのまま食べても十分に美味しい!


この最中に、まずは粒餡を。


そして、マスカルポーネ。


餡子とマスカルポーネを最中にタップリとオン。

左右に分けていれてみるもよし、上下でサンドもよし。


もうどうにでもして!っと言うくらい、本当に食べれば食べるほど「美味しい〜」と唸ってしまいます(笑)

このお菓子、傾向としては和と洋のコラボですが、和菓子を頂いてる感が強いのです。

私の大好きなロブションの「ブリオッシュあんぱん」も、餡子とマスカルポーネの組み合わせですが、こちらはとっても洋菓子のテイストです。
一方の「あんぽーね」はと言えば、これが完全に和の味。
餡子とマスカルポーネという同じ素材を使いつつも、作り手の腕でここまで違った世界が作れるとは!


餡子の味や香り、舌触りなど、どのように表現するかは作り手の腕一つと言えるのかもしれませんが、そうして作られた餡子にどんな素材を組み合わせるか、そこはもうセンスしかないのではと感じます。

お菓子の世界に限らず、お料理でもそんな組み合わせの妙に感嘆することがあります。
これはプロフェッショナルでなければできない発想だなと、一介の主婦は脱帽することしばしば。

美味しいものを作りたいという努力と探究心、そして持って生まれたセンスがあってはじめて美味しいものをクリエイトできるものなのよね。。。

「あんぽーね」を食べながら、そんな事を考えたのでした。。。





ちなみに、「あのん」さんではこの『あんぽーね』以外にも色々とお菓子があります。

この店の目指すところである

「和洋の粋を超えた“新趣”のお菓子」

そんな和菓子の新しい世界をもっと味わってみたいもの。

願わくば、東京にも常設店舗を置いてくれないかしら?と切に願っています。

8月20日までは銀座三越で出展しているようなので、また行ってきます。

www.a-n.kyoto.jp