西荻窪の『喜田屋』さんへ豆大福を買いに行った日、街の様子が物珍しくて散歩がてら駅周辺をぶらぶらしてみました。
西荻窪という街は北口にも南口にも商店街があり、さらにまたその裏通りに無数の小さなお店が密集していて、ちょっと面白いなと思ったのです。
ほとんどが飲食店のようでしたが、所々開店を待つ人が列を作っているような店もあり、知る人ぞ知る地元の有名店が結構あるのかも知れません。
この通りにはなにがあるのかしら?と、おっかなびっくり覗いて回るうち、南口の裏通りで偶然にも別の和菓子屋さんを見つけました。
それがこちら。
越後鶴屋
店頭にいちご大福ののぼり、そして賑やかなボードが出ていたので、一目で「和菓子屋さん!」とわかりました。
さて、どうしましょう。。。
いまさっき、『喜田屋』さんでお菓子を買ったばかりです。
そんなにたくさん買ったところで、本日中に頂くのは難しいし。。。
かと言って、せっかく新しい和菓子屋さんを見つけたのに、素通りできる?
今度いつこの西荻窪に来るかまったく未定です。
激しい葛藤の末、子供達の好きないちご大福だけでもと中へ入ってみることに。
人が2人も立てばいっぱいになってしまうような小さな和菓子屋さんでしたが、美味しそうなものがたくさん並んでいて、またもや激しく迷いました(笑)
いちご大福(こし餡)
薄い小豆色をした見た目通り、とてもサラリと柔らかいこし餡です。
中のいちごも粒あんの真っ赤な苺とは違うもののようで、果肉が白っぽく、酸味のあるいちごです。
いちご大福だけのつもりが、やはり大好きな豆大福を見ると「どんなお大福なのかしら?」と食べたくなります。
おまけにあわ大福まで。。。
豆大福(粒あん)
豆大福は粒あんとこし餡があります。
本当なら両方味わってみたかったのですが、すでに『喜田屋』さんでいくつかお菓子を買ったばかり。。。
いくら私でもそんなにたくさんは食べられないので、好きな粒あんをチョイスしてみました。
皮は薄めですが、それを感じさせないくらいにふんわりとしていて美味しかったです。
豆は少なめで、餡子は小豆の皮が舌に当たらないくらい潰してあります。
風味が独特?なんと説明していいのか、これまで味わったことのない餡子で、お豆と一緒に食べたときに、そのよさが引き出されるという、ちょっと面白い豆大福でした。
あわ大福
こちらも粒あんですが、豆大福と同じようにこし餡もありました。
よもぎ大福もありましたが、最近結構よもぎ系をたくさん食べていたので今回はパスしました。
こちらのお大福はお餅が美味しいですね。
あわ大福は豆大福より美味しく感じました。きっとよもぎ大福も美味しいに違いありません。
シンプルなお大福よりも、いちごなど餡子、皮、プラスアルファあるものの方が美味しく頂けた気がします。
さて、帰宅してからこちらのお店について調べてみたところ、結構知られた和菓子屋さんだったのですね。
メディア等でも取り上げられたことがあるようで、行列ができることもあると。。。
私が訪れた時は、常連さんのような方がお一人いるだけで、ゆっくりとお買い物ができました。
それにしても、まだまだ東京の街には知らないお菓子屋さんがたくさんあるのですね。
今回は最小限のチョイスだったのですが、他にも美味しそうなお菓子が並んでいたので、再訪できる機会があれば、餅菓子中心にもっと色々なお味を楽しんでみたいと思いました。