今日から師走。師も走るくらい忙しい月です。
本当に一年あっという間に過ぎていきますね。この歳になると余計にそう感じます。
そのうちブログにアップしようと思いながらも、書きっぱなしになっていた記事が下書き内に溜まっているので、どうにか12月のうちに始末をつけたいと(笑)
今年の記事は今年のうちに。。。です。
そんなわけで、12月最初の記事は先月訪れた和菓子屋さんのお菓子について。
東京という街はとても広いところです。
東京で生まれ育った人間でさえも、一度も訪れることなく、名前すら知らない場所がたくさんあります。
私にとって城西エリアは、昔からほとんど足を踏みいれない地域で、当然ながら未知のエリアなのですが、どうしても行ってみたい場所がありました。
それが西荻窪の『喜田屋』さんという和菓子屋さんです。
先日、外国人夫から仰せつかったおつかいで、たまたま荻窪を訪れる機会があったので、「これはチャンス!」と、少しだけ足を延ばして西荻窪まで行って参りました。
思った通り、私好みの街の小さな和菓子屋さんといった風情で、美味しそうな和菓子がたくさん並んでいました。
午前中に行かないと売り切れの可能性もあるとの情報もあったので、さっさと用事を済ませてお店に到着したのは11時過ぎ。
この時点ではまだ豆大福はたくさんありました。
豆大福
とり粉がたっぷりとついているため、よく見えませんが、この豆大福は「豆大福ならぬ、豆だらけ大福」とでもいいたい(笑)
一口食べてみると、まず塩気の効いた赤えんどう豆が、わさっと口に入ってきます。
ほどよい歯応えとお豆の香りがお口いっぱいに広がります。
「これって、豆大福?」
濃い小豆色をした皮は薄めですが、とても柔らかい食感。まるで豆餅を頂いているようです。
今度は思い切り、ガブリといくと餡子と一緒にまたしてもお豆が。。。
ちょっと塩っぱいお豆を甘い粒あんと一緒にかみくだくと、なんとも絶妙な塩梅で美味しい豆大福になります。
ちょっと衝撃的な豆大福です。。。
こんなにもたくさんのお豆が入ったお大福は、これまで出会ったことがありません。
これは完全にお豆が主役の豆大福といえますが、餡子が潔くお豆に主役を譲り渡し、立派に脇役をこなしているからこその美味しさといえましょう。
お豆を楽しむ豆大福といえば、私にとっては湯島の『つる瀬』さんが筆頭ですが、こちらも負けず劣らず。
甘いもの、塩辛いもの、甘いもの、塩辛いもの。。。。一つの豆大福の中でそんな無限のループに巻き込まれ、あっという間に完食。
わざわざ遠くまで、この豆大福を買いに行った甲斐がありました。
まさに想像通り、いいえ、それを上回るくらいにインパクトのある豆大福と出会うことができました。
みたらし団子
美味しそうなみたらし団子があったので、こちらは娘のおやつにお持ち帰りしてきました。
「これ、私の好きなやつだ!」
娘の第一声で食べなくてもどんなお味かわかってしまいました(笑)
甘さと塩っぱさの両方がしっかりとある餡が絡まった柔らかいお餅。ほんのりと焼きの香ばしさもあり、美味しいお団子でした。
念願叶って、ずっと食べたいと心の隅にあった豆大福が頂けて、とっても嬉しいです。
わざわざ足を運んだ甲斐があった!と思えるお菓子だったので余計にそう思います。
このような嬉しさを味わうと、面倒でも食べたいと思ったものを求めて遠征するのも楽しいかも。。。と思えます。
もっとアクティブにならなくては!
馴染みのないエリアではありますが、間違いなく再訪したいお店の一つになりました。
店舗
東京都杉並区西荻北3-31-15
03-3390-8903
JR「西荻窪駅」下車。
北口を出て、右手前方にある北銀座通りを真っ直ぐ行くと、左側にあります。
駅から徒歩で5分とかかりません。