専業主婦という生き物

美味しいもの、美容、国際結婚、噂話、専業主婦についてなどを思いつくまま綴るブログ。

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国際結婚ほど、夫婦間のほどよい距離が必要なのでは?と離婚するカップルを見ていて思った件。

12月に入ってから仕事が忙しくなった外国人夫。疲れているせいもあるでしょうが、加えてお友達も忙しいらしく、都合が合わないのか、遊びに行く頻度が減っている様子。
とはいえ、元々が回遊魚体質の夫です。家でジッとしているのは性に合わないらしく、どこか出かけたくてうずうずしているのが手に取るようにわかります(笑)

そんな中、お仕事をやめて余裕の生活を送っている私に目をつけたのか、最近はちょっとでも時間ができると買い物だ、食事だと連れ出されています。

興味がないことにはまったく知らん顔の私の性格を知っているので、その誘い方も巧みです(笑)

いま、お正月料理に使う食器類を一新しようと、素敵な和食器を探して回っているのですが、そこに目をつけた外国人夫。

「すごくいい和食器のお店を見つけたから行こう!」

「食器の凝ったレストランがあるから食事がてら見たら?」

などと、誘いをかけてきます。

魂胆はわかっていても、ついつい乗ってしまう私。

そんなこんなで、最近はよく一緒に出かけているのですが、ランチのお店でたまたま会った友人に、

「2人でランチなんて、仲良し夫婦ね」

そう言われ、ちょっと複雑な気持ちになりました。





私達は決して仲が悪いわけではありませんが、かと言ってチャーミーグリーンのCM(古い⁉︎)に出てくるような、歳をとっても手を繋いでルンルン歩くような仲良し夫婦ではありません。

普段はお互いに好きなことばかりしていて、別行動が当たり前という生活を送っています。
もちろん子供達が小さな頃は、家族単位での行動が基本でしたが、成長したあとは、家族それぞれ自分の好きなことをして過ごしましょうという暗黙の了解ができていました。

かつて、そんな私達夫婦の関係を心配していた友人がいました。
同じように欧米系の男性と国際結婚し、子供も我が家と同じ年頃、生活水準も含めて、我が家ととても似たような国際結婚組のファミリーでした。

ただ一つ違っていたのは、その夫婦はとにかくいつでも一緒に行動するという取り決めをし、何をするにも家族、そして夫婦で行動していたのです。

私からすれば、それはとても窮屈な生活に思えました。買い物するのも映画を観るのも、自分のお友達と食事に行くときでさえ、配偶者を連れて行くのですから。。。

しかし、そのお友達からしたら、私達夫婦のように、それぞれが好き勝手に行動する方が危ういと感じていたようです。

「旦那さんの交友関係にもう少し入り込んだら?何してるか心配でしょ?」

「買い物だって2人で一緒に選んだ方がいいんじゃない?」

「夫婦は常に一緒にいなきゃダメなものよ」

たびたびそんなことを言われていました。

しかし、そう言われたところで、その通りにできるものでもありません。
納得できる部分もありましたが、常に一緒にいなくても、肝心なところで結束できていればそれでいいという思いがあったからです。

一人でいたい時はそうして、一緒に行動すべき時は一緒にいればいい。
私達夫婦はお互いにそういう思いでいました。

そして今も変わらず、それが居心地の良い生活だと思ってそうしています。







少し前のこと、私に夫婦間の危機を唱えていた友人が思いもよらず離婚しました。

離婚の原因などというものは、きっと一つではなく、さまざまなことが積み重なった上での決断で、本当のところ他人には分かり得ないものだと思っています。

しかし、実際にご主人であった方と偶然街で出会った際に、その原因を聞いてちょっと驚いてしまいました。

まさに、いつも一緒でなければいけないことで喧嘩が絶えず、そんな生活に耐えられなくなったというのです。

離婚はご主人から切り出したそうです。奥様の方になんの落ち度もなければ、たとえ一方が離婚を申し立てたとしても、そうすんなり別れられるわけではありません。
それがあっさりと離婚という結末になったのは、直接の原因は奥様の方が作り、旦那様の方はそれに上手く便乗して、離婚へ持っていったということらしいです。

ご主人から聞いた話では、常に家族、また夫婦で行動しなければいけない生活は、とても不便で不都合なことが多かったといいます。

欧米ではパーティーなど、夫婦同伴は当たり前ですが、日本の社会では違います。仕事関係の飲み会など、当然誰も家族連れで参加している人はいません。
そんな中でも彼だけは、常に家族を伴っていかなければいけないのです。ここでご主人が「ひとりで参加する」と言うと、激しい夫婦喧嘩に発展するそうです。

これは一例であり、仕事と家族(子供)の問題も大きな引き金になったといいます。
例えば、子供の学校行事と仕事が重なったときなど、我が家では当然のことながら仕事を優先します。
子供の成長を見るのは大切なことですが、生活するにはお金が必要なのですから。
どうしても仕事に穴は開けられないと、そんな時は我が家の夫も学校行事に参加できないことが度々ありました。
そんな時は、ビデオで録画したものを観ながら、子供達に解説してもらうなど、雰囲気だけでも味わってもらうという風に対処してきました。

しかし、お友達夫婦のところでは、学校行事も例外ではなく家族参加が絶対で、仕事の方は必ず休まねばならなかったそうです。
もしもそれを破れば、またしても激しい夫婦喧嘩になります。

家族、夫婦がいつも一緒にいるために、夫婦喧嘩をする。。。それはよく奥様の方からも聞いていた話です。しかし、奥様の方は、それがある種の夫婦間コミュニケーションと捉えていた向きもあります。
良い夫婦関係を築くためには必要なことだというのです。

「なんとも面倒な関係ね。。。」
私は話を聞くたびに、その一言しか出ませんでしたが、奥様からすれば、面倒などというのは怠惰であり、努力はすべきものという意見だったのです。

努力と言われれば、私だって多少はしています。私だけでなく我が家の外国人夫もです。
お互いに理解不能な相手が好き勝手行動することに理解を示す努力、諦める努力、譲り合う努力。。。そうしたことも全て努力と捉えようと思えば努力といえるでしょう。






さて、話を件の夫婦に戻すと、全てが家族や夫婦最優先として過ごしてきた結果、結婚後にご主人は仕事もうまくいかなくなり、経済状況は最悪になっていったそうです。
大切な仕事があってもそれに穴を開ける。そのくせ、何か集まりがあれば必ず奥様がついてくる。仕事もプラベートもあったものではないと、評判も落ちて、「これだから外国人は!」とばかりに、まともな仕事ができないような立場になったといいます。

仕事がうまくいかないということは、すなわちお金に困るということです。
結婚した当初と比較すると、年収で4分の1にまで落ちたそうです。。。

ところが、贅沢に慣れてしまっていたせいか、奥様も生活水準を落とすことができず、「なんでもっと稼げないの?」と旦那様に文句を言い、旦那様の方は「なんで贅沢ばかりしているんだ!」と奥様を責めと、お互いに相手が悪いとばかりに、お金で喧嘩をすることが増えたそうです。

喧嘩ばかりしていれば、相手に対する愛情も薄くなります。
それなのに、まだお互いに一緒にいなければいけないというルールがあったため、ギスギスしながらも常に行動を共にしていました。

お互いが相手のしていることが気に入らない。言うことがいちいち気に触る。そんな中で一緒にいれば、余計に相手のアラが目につくのは当然のことです。

そして長年連れ添った夫婦であるが故の遠慮のなさが、相手に対して鋭い言葉を突きつけ、傷つけ合ってしまうという悪循環に陥ってしまうのです。

旦那様は時には友達と飲みに行ったり趣味に講じたり、自由な時間が欲しかったといいます。
何度か、無理やりに一人で出かけたりしたこともあるそうですが、その度に奥様からはメールや電話攻撃がきて、帰ったら帰ったで「夫婦はいつも一緒にいるべきでは?欧米でそれは当たり前」と言う言葉を突きつけられたといいます。

確かにそれも一理ありますが、それが当たり前ではない日本の社会で生きているのですから、そこには当然無理がでてきます。

この旦那様いわく、夫婦は常に一緒にいるべきと言うのは建前で、ひとりではいられないから常に夫を帯同させるのでは?と思ったそうです。

そこには「自立」というまた別の問題があります。
ことさら配偶者が日本人ではない場合、ここは大きな問題にもなり得ます。
それはまた別の機会に語るとして、話を戻すと、夫婦、家族は常に共にいるべきという取り決めが、夫婦関係にひびを入れていたのは間違いないようです。







我が家はあまりに極端ですが、この窮屈な社会をうまく生きていくためには、人との距離というのは重要なことです。
それは夫婦であっても同じこと。ほどよい距離感がお互いのストレスを軽減するという役割もあるのです。

女同士のランチの席にも、必ずご主人を伴ってくる人がいます。
この友人に限らず、結構夫婦が常に行動をともにというカップルは少なくないようです。
私の周りには国際結婚をしている人が多いので、余計にそう感じるのかもしれません。

いくら何十年と一緒に暮らしている相手でも、全てがわかるわけではありません。とりわけ違った文化の中で育った外国人となればなおさらのこと。
私も未だに外国人夫に対して、理解に苦しむといったことが度々あります。

それでもほどよい距離があることで、それを客観視すること、そしてそんな文化の違いを理解し受け入れようという気持ちになることができます。

夫婦関係でよく言われることに、相手を見るときは、「両眼で見ず、片眼で見るくらいがちょうどいい」というのがありますが、国際結婚こそそれなのです。

見えすぎると、理解できない、受け入れがたいと思うようなことが山ほど出てきます。生まれ育った環境、習慣、常識すら違う相手です。それも当然のこと。
そんな一つ一つをじっと見詰めて暮らしていれば、不満もストレスも際限がありません。

私自身、結婚して20年以上になりますが、片眼どころか、その片眼すら半分くらいしか開かずに相手を見ているくらいです(笑)

そんな相手と長年、共に暮らし、取り立てて波風もないというのは、まさにお互いが適度な距離をもって相手を見ていたからこそと言えます。
部屋の埃も見えれば気になります。しかし見えなければ存在しないも同じこと。気になりようがありません。

これは相手に対して決して無関心であるということではありません。

我が家の場合、最低限のルールとして、どこで誰といるのかを家族の誰かに伝えておくというのを約束事としています。
これは災害など不測の事態が起こったときに、すぐに救済へ向かえるようにと、外国人夫が家族に言い渡したことです。

夫婦間のみならず、子供も含め、家族がその日どこで誰と一緒にいるか?それがわかっていれば、何かあったときに連絡を取る手段くらいは最低限確保できるだろうということで、それだけはお互いに把握しておこうと話しています。

相手が何をしているか知りたいという事ではなく、安全かどうか、それのみのためです。

そこにはお互いの信頼関係というものが存在します。どこで何をしていても、安全でありさえすれば、あとは心配することはないと。

お互いを縛りつけ合うのは、物理的にはできないことではありません。しかし、それをしたところで、家族や夫婦の絆が強まるというものでもありません。

長いこと夫婦をやっていれば、「ずっと一緒にいたいの〜」などというロマンティックな気持ちは消え失せます(笑)

それでも尚、自分たちが良い夫婦でいようと決めたルールにがんじがらめになった結果、離婚してしまっては本末転倒です。







日本はかつてより離婚率が上がっているとはいえ、世界的に見ればまだそれほど高い位置にはありません。
そこには子供のために自己を犠牲にしていたり、体裁を気にしていたり、また妻が自立していないなど、さまざまな要因があり、必ずしも愛情に基づいた結果ではないでしょう。
それでも、常に夫婦は共にあるべきと、夫婦同伴を徹底させている欧米の離婚率は日本を遥かに上回っています。

国際結婚はデメリットもありますが、メリットも同じくらいあります。
それはお互いの文化のいいとこ取りができるという点です。
どこの国で暮らしているか?それも夫婦のあり方を考える上では重要なことになってきますが、まずは国籍という垣根を取り払い、国際結婚だからこその良さに目を向け、臨機応変に双方の文化や習慣を当てはめたライフスタイルを形作ることができれば、少しは居心地のいい関係になれるのではないかと思っています。

少なくともこの日本で暮らしていくためには、夫婦の間にほどよい距離を持つことが、お互いにストレスを溜めることなく、心地よく暮らしていく一つの形であることは間違いありません。

国際結婚は離婚が多い。そう言われています。それは事実で、実際に私の知る国際結婚カップルの何組かは離婚しています。
結婚後わずか数年で離婚に至ったケースもあれば、今回のカップルのように熟年離婚もあります。

結婚し、子供を育て上げ、さてこれから夫婦で好きなことをしていきましょうか、という時期になって離婚という話を聞くと、とても寂しい気持ちになります。

今回、友人の離婚について我が家の外国人夫に話したところ、「結局のところ、性格や考え方の不一致でしょ?」の一言でした。。。
家族ぐるみのお付き合いだったため、夫もそのカップルをずっと見てきたのです。

「つまりは、外国人である夫は日本的な考えをよしとし、一方の妻は欧米式にこだわった。そこの不一致ということじゃないの?皮肉なもんだね。。。」

なるほど。。。簡単に言ってしまえば、そういうことなのねと思いました。

相手の文化、習慣にこだわり、寄り添おうとした結果が離婚とは、本当に皮肉なものです。

我が家の場合は、日本だとか外国だとかにこだわる前に、お互いに自由でいることにこだわってきました。そこが一致していたからこそ、今まで問題なく暮らしてくることができていたのでしょう。
もしも、どちらか片方が全く逆の考えを持っていたら、やはり上手くいかなかったはずです。

国際結婚に限らず、もともとは他人だった人と、共に生活をしていくのは大変なことです。
あれこれと考えてみましたが、やはり夫婦でもお互いにプライベートを尊重し、適度な距離を持つことは必要なこと。
国際結婚ならなおさらのこと、ベッタリとした関係よりもドライな関係の方が、長続きするのではないかと思ったのでした。

そんなことを考えながら食べた本日のおやつ。

クリスピー・クリーム・ドーナツのオリジナルグレイズド。

外国人夫が提げて帰ってきたものです。

「ドーナツはやっぱりこれだよな!」

「うんうん!これしかないわよね!」

まさに食の相性というものも、大切なことなのだわ!と思い出したのでした。