日本橋三越本店で、今日まで開催されていた『第76回 全国銘菓展』では、たくさんの桜餅が並んでいました。
参加ブランドは、下の写真にあるボードに書かれている12店舗。
朝一番で出かけたので、まだご用意のないものもありましたが、これだけあれば十分です。
全部をお試しするのは無理なので、長命寺桜餅を中心に、いくつかお持ち帰りしてきました。
豊島屋 段葛さくら餅
まず、これは絶対!と思っていたのが、『鳩サブレー』で知られる鎌倉『豊島屋』さんの桜餅。
鎌倉の本店では販売されていますが、都内の百貨店などでは、まず出会えない桜餅です。
薄めのクレープ生地は、桜色ではなく白。塩漬けされた2枚の桜の葉で包まれています。
そして中のあんこも白餡が使われています。
口溶けはいいのに、とてもコクのある白餡ですが、こちらには、塩漬けされた小さな桜の葉を刻んだものがミックスされているのです。
白餡の桜餅は珍しいですが、ほんのり塩気のきいた白餡がとても美味しかったです。
間瀬 桜もち
静岡県熱海の老舗菓子舗『間瀬』さんです。
こちらのお菓子もまだお試ししたことがなかったので、楽しみにしていました。
こちらも2枚の桜の葉でお餅を包んでいます。
薄ピンクのクレープ生地は薄めで、桜の葉の塩っぱさがきいています。
そして、このあんこ!ゆるめのこし餡が、なんともまろやかで濃厚。小豆の味わい豊かな本当に美味しいあんこで、ものすごく好みでした。
初めてお試しした桜餅でしたが、今後は要チェックのお店です。
あんこの量り売りで買って来ればよかった。。。と思うほど。
清月堂 桜餅
銀座七丁目に本店を構える和菓子屋さんで、都内のデパ地下などにも店舗がある、東京では馴染みのお店です。
薄めに焼かれたクレープ生地で、ふっくらとあんこを包み、塩漬けした桜の葉をくるりと巻いてあります。
あんこはみずみずしいゆるめのこし餡がたっぷり。
モチモチ食感の生地と、ゆるっとあんこがよく合っていて、これも美味しい〜。
亀屋 桜餅
こちらは創業が天明3年(1783年)という、埼玉県川越の歴史ある和菓子屋さんです。
コロンとしてフォルムの桜餅。
こちらのクレープ生地も、それほど厚くはありませんが、モチモチとしています。
中のこし餡は、みっちりとしていて、とっても滑らかです。
こちらのあんこもすごく好みでした。
今回お持ち帰りしてきた桜餅、本当にどれも甲乙つけ難い美味しさでした。
長命寺、道明寺と両方のお造りがあるお店もありましたが、残念ながらそんなにたくさんは、当日のうちに食べられないので、今回は長命寺に絞ることにしました。
それでも、これだけたくさんの桜餅を一度にお試しできるのは、貴重な機会でした。
『全国銘菓展』は今日で終わりましたが、毎年春に開催されるので、また来年を楽しみに待とうと思います。
実はこの日、唯一道明寺製の桜餅をひとつだけお持ち帰りしています。
そちらはまた次回ということで。。。