お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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『とらや』の思い出と、小倉餡の定番もなか「弥栄」、生姜香る「残月」。

『とらや』さんのお菓子は、子供の頃からいつも家にあったお菓子でした。
来客が多い家だったので、訪れた方のお土産にと、箱詰めの最中や羊羹が常に用意されていました。
お客様用でしたが、時に私もおこぼれにあずかり、おやつに楽しんでいたものです。

お中元やお歳暮の時期も、贈るのは『とらや』さんの羊羹か最中で(たまに両口屋是清さんが加わることもありましたが)その時期になると、何件も伝票を記入するのが大変だと、いつも私が駆り出されていました。

父が亡くなってからは、そんな習慣もなくなり、『とらや』さんのお菓子も「いつもあるお菓子」ではなくなりました。

今では食べたくなると、自分の足でせっせと買いに走っております。
幼少期に培われた食の記憶は、一生消えることがないのだろうと思います。

今回はそんな馴染み深い最中です。
ブログの過去記事に当然あるだろうと思っていたのですが、見つかりません。
このブログも5年以上になり、記事数も1600記事を超えているので、書いている本人でさえも、どのお菓子をレビューしたか、まったく覚えておりません(笑)

そんなわけで改めて「もなか」を。




弥栄


1個 ¥238(税込)
賞味期限は製造から24日。

菊の形をした美しいもなか種は、パリパリというよりは、適度にふんわり感があり柔らか。

ツヤのあるずっしりとした小倉餡が、とにかく濃厚で美味しいのです。

最中はどちらかといえばこしあん派で、白い『御代の春』も好きですが、こちらの粒あんも同じくらい好きです。

「いよいよ栄に栄える」という、とても縁起のよい名前のお菓子なので、新年やお祝い事の贈り物に重宝しています。



ついでに、こちらのお菓子も。

残月


1個 ¥346(税込)
賞味期限は製造から21日。

最近とっても好きで、『とらや』さんへ行くたびに一つ、二つとおやつ用にお持ち帰りするお菓子です。

半月の形をした、密度高い生地にほんのりと香る生姜。
生地の表面にスーッと引いてあるすり蜜のシャリっとした食感が、よいアクセントになっています。

そして、このこしあんです。みっちりと硬く、小豆の風味がギュッと詰まっていて濃厚な味わい。
大人の味わいです。

『とらや』さんのお菓子は、ネーミングが秀逸。風情のある素敵な名前がついていて、そこに込められた思いや景色を思い浮かべながら頂くと、また格別です。

私は洋菓子も大好きでよく頂きますが、この情緒は和菓子だからこそであると、美味しさがその分プラスされる気がしているでした(笑)

www.toraya-group.co.jp