お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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名古屋『美濃忠』初かつお。春限定、見た目もお味も美しい老舗の銘菓。

コロナ禍前から名古屋に行きたいと思いつつ、いまだに実行できていないのですが、あちらこちらで「名古屋に行きたいわ〜」と言っているせいか、お友達から名古屋のお菓子をお土産にいただきました。

名古屋中区に本店を構える『美濃忠』さん。
尾張徳川家御用達であった『桔梗屋』からの流れをくむ、創業1854年という老舗の和菓子屋さんです。

名古屋ではデパ地下などに出店されていますが、東京ではなかなか出会う機会がありません。

お取り寄せもできますが、やはり名古屋を訪れてと心に留めていたお菓子です。思いがけずお試しする機会ができ、これが想像以上。
また新しい美味しいお菓子と出会えました。



初かつお

2月上旬から5月下旬までの季節限定のお菓子です。

薄いピンク色のとても美しい羊羹。
上手に写真が撮れず残念なのですが、表面もうっすらとかつおのような模様が施されています。
名は『初かつお』ですが、見た目からそう呼ばれているのでしょう。お味の方は「かつお」ではありません(笑)

もちもちっとしていてとても弾力があり、一見すると羊羹というよりは外郎に近い?そんな印象でしたが、外良のようなムチムチとはまた違う柔らかさ。。。
これがお口に入れた途端、驚きの食感!
羊羹とも外良とも違う、なんとも言えないみずみずしい口当たり。

「上質な葛を伝統の製法で蒸しあげた」とあるように、上品な葛の香りがふんわり。

糸が巻き付けてある黒文字がついてくるので、カットはこちらの糸を使います。
ナイフでも切れないことはありませんが、かなりスティッキーなので、やはり糸を使った方がスッと通ります。

カットした時はねっとりとした感覚だったのですが、これがお口に入ると、なぜか歯切れよく、そうこうしているうちにあれよあれよという間にお口の中で溶けていくのです。

甘さも上品でとても控えめ、「箸が止まらない」という表現がありますが、こちらは「黒文字が止まらない」というくらい、「あと少し、あと少し」とお口に運んでしまう美味しさで、一棹くらいなら一人でもあっという間に完食できそう!と思ったくらいです。

ちょっと感動もののお菓子で、やはり名古屋には私の知らない美味しいお菓子がまだまだたくさん隠れているのだろうな。。。と、改めて思った次第。
ちなみに消費期限は4日間です。




京都も好きなお菓子屋さんが多々ありますが、名古屋もまだまだお宝が隠れていそうで、ますます期待がふくらみます。
今年こそは名古屋行きが実現するといいなぁ。。。

『初かつお』は同店のオンラインショップでお取り寄せもできますが、今年は5月10日で締め切られたとのこと。
電話や店頭では5月25日まで注文できるそうです。


minochu.jp