今日はおひな祭りです。美味しい桜餅を求め、日本橋三越さんで開催されている『全国銘菓展』へ足を運んだ帰り道、当然、高島屋さんへも寄ってまいりました。
いつもチェックする『末富』さん。
定期的に生菓子が入荷するのですが、今日はひな祭りだからでしょうか、ひちぎりが入荷していました。
東京ではあまりお目にかかれないお菓子ですし、ひな祭りということで一箱お持ち帰りしてきました。
ひちぎり
3個入 ¥1,782(税込)
消費期限 当日
「ひちぎり」はあこや貝が真珠を抱いてるようにも見えるため、「あこや」とも呼ばれています。
以前頂いた京都の『嘯月』さんでも「あこや」と呼ばれていました。
お餅を引きちぎり丸めて窪みをつけ、中にあんこを乗せたお菓子です。
『末富』さんのひちぎりは蓬が使われています。
ぱっと見お餅のようですが、土台はこなしでサラリと、とても柔らか。
しっとりとした白いそぼろ餡の下に、白小豆の粒あんがはいっています。
蓬の風味、あんこのお味ともに、非常に繊細で美味しい逸品ですね。
「ひちぎり」は女の子の誕生祝いに贈る習慣があったことから、ひな祭りの定番菓子として定着したそうです。
こちら、可愛いピンク色のあんは手亡と白小豆のそぼろあんです。
そぼろの下には、つぶあんが入っています。
こちらもまた蓬の香りに小豆の濃厚な風味が包まれ美味です。
「ひちぎり」という名前の通り、千切ったような形状をしたお菓子ですが、お味の方はさすが京菓子と言える繊細な味わいで、女の子のお節句にぴったりだなと感じました。
私にも二人の娘がいますが、もう成人しているので、以前のように盛大にひな祭りをお祝いすることもなくなりました。
それでも、ひな祭りにこのようなお菓子を頂けると、特別な一日になったように感じます。
今年も美味しいお菓子を楽しめた、幸せなひな祭りでした。
www.hw-frankie.com
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