お盆休みとあってか、ちょっとボンヤリしています。
ちょうど赤坂青野さんの近所に用事があったので、そろそろ麩饅頭でも買いに行こうかと寄り道をしたところ。。。
閉まってる⁉︎
そうでした。こちら日曜・祝日はお休みなのでした(涙)
とぼとぼと肩を落とし、汗を流しながら涼をとるためにミッドタウンへ寄ることに。ひょっとしたら、食べたいものがあるかもと。。。
和菓子、洋菓子、見て回るも、食べたい気分のものがみつかりません。
仕方がないのでプレッセ(ミッドタウン内のスーパーマーケット)に寄り、食材などを買いレジに向かおうとした時、あるお菓子コーナーが目に付いたのです!
こちらのスーパーでは、お店のセレクションとして期間限定で銘菓などが並んでいることがあるのです。
そこには『御菓子司 瑞月院(すいげついん)』さんという飯田橋にある和菓子屋さんのお菓子が並んでいました。
私にはお初のお店です。
よく知識もないままに、並んでいたお菓子の中から好みのものをいくつか選んでみました。
東京塩豆大福〈火乃塩〉
丸ではなく、細長い変わった形の大福。
皮がとっても厚くて、餡子と同量?というくらいのボリュームがあります。
国内産特選ブレンドのもち米を使用した皮はモチモチとした食感で、なかなか塩が効いています。こちら東京のお塩が使われています。
東京から約360キロ離れた孤島、青島で作られている塩だそう。東京産の塩があるとは初めて知りました。。。
塩辛いだけでなくほのかに甘みのあるお餅に硬めに炊かれた豆が入っていて、くるりと粒あんが包まれています。
餡子は甘さ控えめで、一瞬こし餡?と思うほど柔らかさがあります。
こちらは北海道産のエリモ小豆の中でも希少な有機栽培「かほり豆」が使用されています。皮がとても薄いのがこの小豆の特徴だそうで、口当たりもよく、とても美味しい餡子です。
ちなみにこちらの餡子にも「ひんぎゃの塩」が使用されています。
なんだか面白い味わいの豆大福です。
お餅の塩っぱさが際立っているせいか「この豆大福も皮が主役なのかも」と思わせておいて、実は餡子の方もなかなかの個性をだしているという。。。
斬新とまではいかないのですが、どこか新しいイメージを感じました。
初めて食べたお店の豆大福でしたが、美味しかったです。
ここで、ちょっと閃いたことがありまして。。。
以前、記事にあげたことのある湯島にある『つる瀬』さんの豆餅です。
私の大好きな豆餅なのですが、もしやこの豆餅に絶品の餡子などをのせて食べてみたら?。。。
ん〜、間違いなく美味しいに違いない!
しかし、問題はあの豆餅に合う餡子とはどんなものか?という点です。
大福を頂くとき、皮の美味しさ、餡子の美味しさ、それぞれの魅力に焦点を当てて、その時々で食べたい大福を選ぶといったようなことを以前書いたのですが、その「美味しい」と「美味しい」を合体させることは可能なのか?
より美味しくなるのか、個性がケンカして台無しになってしまうのか。。。
いやいや、可能ならとっくに「つる瀬」さんがやっているでしょう?
などなど、またしても大福についての思いがグルグルと巡ります。
きっとあの豆餅はそのまま食べるのが美味しいのでしょう。。。そんな結論に辿り着きながらも、やっぱり自分の閃きを試してみることも諦められません。
次回、あの豆餅を買ってきた際には、必ず試してみることでしょう(笑)
兎にも角にも、こうした思いつきがあるからこそ、新しいお菓子を食べてみるのも楽しいものだわ!と思ったのでした。
たかが大福、されど大福。
なかなか奥が深いです。。。
他に食べてみたのは。。。
東京みたらし餅
こにらも米粉以外は、東京の塩、三温糖、そして丸大豆醤油が使用されています。
しっかり焼き色がつき、香ばしさもあります。
お餅自体がもうみたらしテイストで、その上中にみたらし餡がまたまたしっかり入っています。
これ、食べやすくて、面倒くさがり屋の私には一石二鳥的であり、結構気に入りました(笑)
東京ふわりわっふる
黒糖とメープルという風味、甘味ともに文句なしに美味しい素材を組み合わせということで、ついつい手にとったお菓子です。
名前の通り、ワッフル生地はスポンジケーキのようにふわふわです。
卵風味のシンプルな生地でメープルジャムがサンドされています。
黒糖のコクよりも断然メープルが優っています。和菓子というより、洋菓子といった方がしっくりくるお菓子で、小さなお子さんなどにもピッタリです。
今回は初めて知ったお店のお菓子を頂いてみましたが、新規開拓というのも新鮮でまたいいものだなと思いました。
とはいえ、老舗の味も捨てがたし。。。
新旧問わず、そして東京のみならず、全国各地に未知の美味しいお菓子があると思うと、ますます長生きしなければ!と思ったお盆の休日なのでした。