今日は用事があり、終日外出していましたが、街はこれまでの自粛の反動がきたのかというくらい、ものすごい人でした。。。
緊急事態宣言もまた延長になりそうですが、こんな状態で意味はあるのか？と思わずにはいられません。
そんな中、先日はとても残念なお知らせを目にしました。
このブログの過去記事にもある南青山の『まめ』さんが、今月末（3/27）をもって閉店するそうです。。。
子供達が幼い頃から、もう10年以上にわたって和菓子を買いに行っていたお店です。
もうあのわらび餅が食べられなくなる。。。
黒いおはぎも。。。
子供達の大好きだった大粒のいちご大福も。。。
都心部でこのような「街の和菓子屋さん」はとても貴重でした。。。
コロナの影響があったのか否か、また別の理由なのかはわかりませんが、本当に残念でなりません。
近々、最後のお菓子をいただきに行くつもりでいます。
では、今日のお菓子です。
近場でもう一軒、やはりご夫婦二人で営んでいる小さな和菓子屋さんがあります。
本日はそちらのお菓子を。
こちら、西麻布交差点すぐそばの2丁目側にある、昔からある和菓子屋さんです。
四捨五入すると90歳になるご夫婦が二人三脚で営んでいる『青柳』さん。
久しぶりに訪れたら、間口が新しくなっていました。
このお店は子供達が小さな頃、普段のおやつはもちろん、お節句のたびにお菓子を買い求めていたお店です。
七五三のお赤飯もこちら、海外へ行く時の手土産も、こちらで日持ちのするお菓子を買っていったほど、大好きなお店でした。
その後、一時期閉店している時期があったり、私も引っ越しをしてしまったことでご無沙汰していましたが、最近知人から「たまに開いてるわよ」と聞き、近くへ行ったときにはいつと前を通るようにしていました。
そして先日、ようやくお店が開いているのを見つけました。
聞いたところ、現在は週に2回。金曜日と土曜日の11:00〜18:00のみ営業となっているそう。
どうりでタイミングが合わなかったわけです。。。
田舎まんじゅう
しっとり系の薄い皮に粒あんが包まれています。
餡子はもったり、しっかり粒を残しています。小豆の風味が感じられる、素朴な味わいのおまんじゅうです。
茶まんじゅう
こちらの皮はちょっぴり厚め。
しっとり、きめ細かいこし餡です。なかなか食べ応えのあるおまんじゅう。
典侍（ないしのすけ）
こちらはこのお店のオリジナル。
羊羹で栗を丸ごと一個包んだようなお菓子です。
硬めなので持ち運びもしやすく、海外へ持っていく人もいるとか。
甘さ控えめで、とっても食べやすく、日本茶でほっとひと息。。。といった時に食べたいお菓子なのです。
一口栗羊羹のようなお味を想像していただければいいかと。
お赤飯と栗おこわ
栗そのまんまのお味が楽しめる栗おこわ。
お赤飯の中にたっぷりと入っています。
ほどよい硬さに炊かれたお豆たっぷりのお赤飯。私の大好きなもので、これだけで晩御飯になります。
久しぶりだったので、ついつい思い出話に花が咲いてしまいました。
とってもお話の好きな明るい奥さんと、実直そうでいて、時折会話に参加してくれるご主人。
気を衒ったところのない昔ながらの素朴な和菓子を作り続けている、とってもよいお店なんです。
お客さんも地元の常連さんばかりだそうです。
ご高齢ではありますが、まだまだお二人ともお元気です。
無理せずに、一日も長く続けて欲しいと思っています。
並んでいたお菓子全部お持ち帰りしたいくらいでしたが、さすがに食べきれないので、また近々お寄りしたいと思っています。
