最近はシュトーレンばかり食べていて、ちょっとばかりカロリーオーバーの日々なので、少しでも消費しようと運動がてらぶらぶらとしています。
先日、ウォーキングの途中で以前から噂で聞いていたお店を偶然に発見。
『たまご専門 本巣ヱ(もとすえ)東京本家』さん。
創業明治元年という京都府丹後にある老舗旅館「炭平」さんが運営するたまご専門菓子のお店です。
第1号店の城崎温泉、2号店の苦楽園に続き、10月末に麻布十番にオープン。関東初出店です。
いつも朝から行列ができていると聞いていましたが、誰も並んでいなかったので、お店の方にお尋ねしてみたところ、すでに1回目の焼き上がり分(11時)が完売していたせいでした。
私が通りかかったのは11時過ぎでしたので、遅過ぎます(笑)
しかし、2回目の焼き上がり(12時半)引換券は、この時間でもまだ残っていました。
この「引換券」のシステム、とても便利です。
この引換券をもらっておけば、あとは指定された時間内に取りに行けばOK。
たとえ1時間先でも、その間にお買い物などを済ませ、帰りにピックアップするということもできます。
焼き上がり時間までずっと行列に並んでいなくてもいいので、とても効率的だと思います。
私も焼き上がりまでウォーキングしていればいいと引換券を頂き、なぜか思い立って美容院へ。
サラッとカラーだけしてもらうと、ちょうど焼き上がり時間になっていました(笑)
お店に戻って、まずはコロナ感染対策の手消毒をして中へ。。。
木が無造作に組まれたような面白いデザインの壁が目を惹きます。
お店の外観もシックで素敵ですが、店内も和の落ち着いた雰囲気で、デザインにもこだわりが見えます。
まず目につくのが、ズラリ並んだ「たまごパン」。
とても綺麗だったのでサンプルかしら?と、ジーッと見てしまいました(笑)
本物です。
ディスプレイもシンプルで品があります。
そして商品説明もしっかりされていて、必要なインフォメーションが一目でわかるような工夫がされています。
この丁寧で行き届いた感じ、運営が老舗旅館という片鱗が見えるようです。。。
今回は初めてだったので、お味見ということで、看板商品の「たまごパン」、そして一日100個限定の「はさけるパン」を一つずつお持ち帰りしてみました。
ちなみに、お会計は最近たまにみかける自動精算機です。
こちらに自分でお金を投入して支払いをします。
私は現金支払いしたのでよくみていませんでしたが、精算機を見るとクレジットカードの使用は可能だと思います。電子マネーについては未確認です。。。
たまごパン
1個 ¥540(税込)
「旅館 炭平」さん秘伝のレシピだそうで、「たまご専門」というだけに、とにかくたまごの美味しさにこだわっています。
材料は「ほぼ、卵」。その卵は遺伝子組換え飼料は一切使われていない厳選した卵だけを使用。
他の材料も、卵の美味しさを引き立たせるよう、米粉、米酢、米油、酒粕など、和の食材が使いわれています。
たまごパンというよりは、シュワシュワっと、スフレのような食感。
卵の風味が濃厚で、こだわり通り、自然の旨味がじわ〜んと。美味しいです。
これ、やっぱり私にとってはパンではなく、お菓子カテゴリーにしたいお味。
黒蜜がついているので、途中でお試ししてみました。
個人的な好みから言えば、黒蜜なしの方が、よりたまごの風味が感じられて好みでした。
お店が推奨される食べ方として、4等分に切って、まずはそのまま、次に黒蜜をつけて、さらにはバターで焼いてフレンチトーストのようにいただく。とあります。
しかし、私は半分にして、ケーキを食べるように、そのままパクパク。
バター焼きも魅力ではありましたが、卵の味わいがそのまま楽しめる方がいいなと。。。
次回、また買うことができたら、バター焼きをお試ししてみるつもり。
これまた個人的な好みとなりますが、この「たまごパン」、軽いわりにはなかなか食べ応えがあるので、半分そのまま食べて卵の風味を堪能。そして残りの半分は生クリームをトッピングしてみたいです。
「和」のパンですが、黒蜜より生クリームの方が絶対に合う気がします。。。
「たまごパン」の他にも、こんな限定品がありました。
こちらは100個限定。運良くまだ残っていたので、「たまごパン」の引換券をもらう際に一つだけキープしておいてもらいました。
はさけるパン
1個 ¥380(税込)
「たまごパン」にあんこをサンドしたものです。
店舗によってはクリームを挟んたようなものもあるようですが、東京本家はあんこです。
このあんこ、ものすごく独特な味わい。。。
それもそのはず、京都の老舗酒造「長雄酒造」さんの麹を使った発酵小豆で作られている、一味違ったあんこなのです。
ゆるっとした水分多めのあんこですが、舌触りはザラザラっとしています。
甘さはとっても控えめで、優しい味わい。
あんこの甘さが控えられている分、生地には黒蜜が染み込ませてあります。
発酵小豆で作られたあんこなので、お酒のような、なんとも不思議な味わいです。
これは好みが分かれるところでしょう。
バラで1個から、またお箱入りの5個入りなども用意されています。
他に「カステラ」もあり、こちらもまた美味しそう。。。
プレーンなカステラと、発酵小豆を使ったあんこがサンドされたカステラ2種類です。
また、あのシュワシュワ「たまごパン」が食べたいので、お次はカステラと一緒にお持ち帰りしたいなと思います。