お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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銀座三越『仙太郎』花と老玉。定番あんこの宝石箱に花が添えられた季節限定のお品。

今日の東京は今年初めての雪でした。
とても寒いので、部屋の窓からお菓子をいただきながら、雪を見ていました。
雪見菓子ですね(笑)

さて、ここのところ連投している花びら餅。まだまだ続きますが、今日は昨日の続きということで、『仙太郎』さんの別のお菓子です。

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こちらのブログでも何度か登場している大好きなあんこ玉『老玉(うばたま)』ですが、夫が「いつものと違うものを買ってきたよ」と得意満面でお持ち帰りしてきたのがこちら。





花と老玉

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1箱9個入 ¥648(税込)

春っぽいデザインの包装ですが、こちらは1月2日〜4月中旬まで、期間限定で販売されているものです。

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従来の『老玉』6個に、白い『桜玉』が3つ並んでいます。

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この『桜玉』は、桜あん玉に琥珀を衣掛けした桜のあんこ玉です。

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白餡は上の桜花がほんのり香る程度で、桜のお味ではないので、「桜」というよりは、お名前の通り「花」です。





桜花は塩漬けされたもので、塩気があります。

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白餡がとても滑らかで、お口の中でサラサラっと溶けていきます。

黒い老玉と比較すると、かなりゆるっと柔らかいお造りになっていて、まさにシルクのような舌触り。

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濃厚な味わいの老玉に反して、こちらは甘さを控え、ほんのりとした塩味が感じられる奥ゆかしいあんこ玉になっています。

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そして、こちらはいつも『老玉』です。
ピカピカコーティングは、沖縄産の黒糖で作られた薄い羊羹。

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もう何度か過去記事に登場しているので、多くは語りませんが、とにかくしっとりとしたこし餡が堪能できる美味しいあんこ玉です(笑)

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『花と老玉』は今回初めていただきましたが、桜玉の美味しさが想像以上で、ちょっとびっくり。。。
まるであんこの宝石箱のようなお菓子です。

以前抹茶風味の茶玉を買い逃したことがありましたが、『老玉』に勝るものなし!と、それほど気にもとめませんでしたが、今年は他のお味のあんこ玉もお試ししてみなければ!
『桜玉』を味わって、そう思ったのでした。。。


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銀座三越『仙太郎』花びら餅。糀味噌を使ったお味噌の風味いっぱいのお菓子です。

昨年末から年始にかけて、「色々な花びら餅をお試ししたいな〜」と何度も言っていたせいか、先日、銀座へお買い物に行った夫が、お土産に買ってきてくれたのがこちら。

『仙太郎』さんのお菓子です。

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ご丁寧に写真まで撮ってくれました。どれだけお買い物をしたのか、サービスが過ぎると疑います(笑)

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いつものように、お箱にはその和菓子に関するちょっとしたことが書かれた紙がついてきます。

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『仙太郎』さんでお買い物した時の楽しみの一つですね。
これを読みながら、お菓子をいただくと、より美味しくなってくる気がします(笑)





花びら餅

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1個 ¥432(税込)

お餅、牛蒡、人参、味噌と、まさにお雑煮の材料そのままの花びら餅。

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ピンク色のお干菓子も付いています。
並べると可愛いですね。

餅生地はふんにゃりと、柔らかく、もちもち〜っと伸びます。

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写真では少しわかりづらいのですが、牛蒡は2本。甘さを控え柔らかく炊かれ、風味が良く美味しい。

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菱餅をイメージした人参の羊羹が味噌餡の上に。

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白小豆で炊き上げた味噌餡は、糀みそを使っているせいか、お味噌の風味がしっかりと感じられます。
塩気と甘さ、どちらも強く出ていて、「味噌あんです!」と主張してきます。

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『仙太郎』さんのお菓子は、好みのものが多いのですが、こちらもまた、しっかりとしたお味が楽しめる、とっても美味しい花びら餅でした。





新年早々でしたが、銀座三越のデパ地下は大盛況だったそうで、この花びら餅もほとんど残っていなかったとか。
「人気のお菓子なんだな〜」と、興味がありそうだったので、夫にもお味見させてみましたが、その感想が「interesting … 」というもの。つまりは「興味深い」ということですが、夫がこういう表現を使うときは、「美味しいけれど、よくわからない。。。」と、そんな時なのです。
夫にとって「味噌」は、馴染みのないものなので、そうだろうなと思いました。

この日、花びら餅の他に、私の大好きな餡子玉、『老玉』も買ってきてくれました。
いつも食べているのを見ているせいでしょう。私のおやつの傾向を理解しているようです(笑)
こちらはいつも私が買っているものとは違ったヴァージョンだったので、また後ほど別にアップする予定です。


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東京ミッドタウン『とらや』花びら餅と陽光の虎。今年もやっぱりとらやさんの和菓子です。

お菓子に対する嗜好や味覚は、その経験による影響が少なからずあるものだと思っています。 
例えば「花びら餅」。

最近では毎年東京でも普通にお目にかかるようになりましたが、一昔前まで、私にとっては「京のお方が新年に召し上がるお菓子」というイメージがありました。

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こちらは京都『鍵善良房』さんのもの。こちらもものすごく美味しかったので、後日アップする予定です。

東京で生まれ育ち、お茶を嗜むわけでもない私は、お正月といえども、当然「花びら餅」とは無縁に育ってきました。

今でもそれは変わらず、頂き物で口にすることはあれど、自分で買うことはありませんでした。

しかし、昨年、お友達と和菓子の話をしていた際、味噌餡の美味しさを語られ、そういえばあまり味噌餡のお菓子はいただいていなかったなと。。。美味しい味噌餡が食べたい〜ということで、花びら餅!と思い、今年は初めて自分で買ってみようかという気になったのです。





まずは『とらや』さんの花びら餅です。

今年は「寅年」なので、和菓子のレビュー初めは『とらや』さんからスタートです(笑)

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1月15日限定のおめでたいお菓子を予約したかったので、東京ミッドタウン店へ。ついでに花びら餅と『とらや』さんらしい生菓子をお持ち帰りしてきました。

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本当は虎屋菓寮さんでゆっくりと思っていましたが、三が日明けに関わらず、朝一番でも結構な人。すでに満席でお席待ちの列ができていたので諦めました。





花びら餅

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1個 ¥648(税込)

小花をあしらったピンク色の薄紙に一つ一つ包まれてきます。

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薄甘いもっちりとコシのあるお餅生地。
関東・中部地方では餅製ですが、近畿地方では求肥製で作られているそうです。

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甘ーい牛蒡が一本スッと。
風味と歯応えをわずかに残してあります。

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お餅の中に、小豆色のお餅が重ねてありますが、『とらや』さんらしい自然の色合い。

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味噌餡は塩味がしっかりとありながら、こっくりと甘く、シルキーな舌触りで、なんとも言えは美味しさです。

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味噌餡があまりにも素晴らしく、『とらや』さんの花びら餅とは、こんなにも美味しいものなのか。。。と、これまでスルーしてきたことを後悔したり、もしかしてこの歳になったからこそわかる味なのかも。。。そう思ったり。

これが一年にこの時期しかいただけないのが悔しいですね〜。





陽光の虎

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1個 ¥486(税込)

太陽の光をあびながら、気高くたたずむ虎

そんな姿を見立てて名付けられたこのお菓子、『とらや』さんの寅年ならではの凄みのようなものを感じさせます。

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黒砂糖入りの求肥で白餡を包み、カルメラで虎斑の模様を施してあります。

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カルメラのザリザリっとした食感と甘さが主張してきたと思ったら、求肥の黒糖と白小豆が追いかけてきます。

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個人的にドストライクと言ってもいいお菓子なのですが、やっぱり白餡の美味しさは格別です。

優しさの中に力強さを感じさせる、まさに「気高くたたずむ虎」のイメージですね。

新年早々、力の湧いてくるお菓子をいただきました!





そして予約してきたのは、こちらのお菓子。
『福こばこ』という3種のおめでたいお菓子が詰まったお箱。

毎月15日は月替わりで、本来こちらの店舗では並ばないお菓子が販売されます。
予約なしで購入できるものもありますが、どうしても欲しいお菓子は事前に予約するようにしています。

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というのも、この発売日は大学共通テストの日です。
我が家にも受験生という名の浪人生がいるので、縁起担ぎにおめでたいお菓子が楽しめれば。。。そんな母心であります(笑)


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神戸『一番館』ポーム・ダムール。老舗チョコレート店で長きに渡り愛されているお菓子です。

昨年の大晦日から、ずっと食べてばかりいるので、常にお腹いっぱいでお菓子は控えめになっています(笑)

買い置きしてあるものをちょこっと摘んだりしていますが、こちらのお菓子もそんな一つです。

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1971年創業、神戸・元町に本店を構える『一番館』さんの看板商品。





ポーム・ダムール

「愛のりんご」というピースフルなネーミングは、まさに新春にふさわしいかと(笑)

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チョコレートのお店としては老舗中の老舗と言ってもいい『一番館』さんですが、東京でも百貨店の銘菓コーナーなどでお目にかかることが多いので、全国的にとっても有名なお店です。

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輸入チョコレートなど多くを手がけているお店で、屋号に「世界のチョコレート」という一文が添えられているだけに、自社製品のこちらもなんとなく異国の雰囲気があります。

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一粒一粒くるっとキャンディーのように包まれていて、この感じもレトロっぽくて昭和世代には馴染みの包装です。

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長時間蜜炊きにした新鮮なりんごを、ビターなチョコレートでコーティングしてあります。

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ビターなチョコといってもそれほど苦味は強くありません。しかしミルクチョコレートのような甘さもないという。。。

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そして中のりんご。これが甘酸っぱくて、ビターなチョコレートとよく合うのです。

なんとも表現の難しい独特の食感。ゼリーのように柔らかいのに、特有の歯応えが感じられ、一番近い感覚としては「シャリ」っとした、まさにりんごの食感?
これがこのお菓子をより美味しくしているのかなと思ったり。

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このお菓子、実は私よりも夫のために買っているものです。
幼い頃から、こうしたお菓子を食べて育ったそうで、まさに「懐かしい味」なのだとか。

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一緒にデパ地下へ行くと、必ず「これ食べたい」というのが、『ポーム・ダムール』と『くるみゆべし』という、一体どこにツボがあるのか謎の人です(笑)

今回もお正月用に用意してあげたところ、私の口に入ったのは2つだけ。あとは一気に平らげられてしまいました。


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2022年 元旦、お正月料理の備忘録。いつものお気に入りと初めて頼んだ百貨店のお節料理。

あけましておめでとうございます。

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あっという間に2022年の始まりです。今年も健康に気をつけて、楽しく笑って過ごせる一年となりますことを願っています。


毎年、翌年の参考になるようにと、お正月料理の備忘録をブログに記してきましたが、ここ数年は結局毎年同じような感じになっています。

「好きなものを食べるお正月」ということなので、嗜好が変わらなければ、内容も変わらないのでしょう。。。

しかし、たまには少しは違ったものしたいと、今年はいつもは用意しないお節のお重を注文してみました。

大晦日の午後に百貨店から届きました。混んだところへわざわざ取りに行かないので済むのが助かりました。

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正直、お節料理があっても、我が家の面々はあまり手をつけません。私もです。

ただ、祝膳としてなくてはならないものということもあり、いつもは最小限のものを自分で買って詰めたりしていたのですが、今回初めてお節のお重を注文して、本当に楽でした。





今は、どちらの百貨店でも、ピンからキリまで、さまざまなお節のチョイスがあります。
内容も高級食材を使った、見た目が立派なものだと、かなり高額になります。

しかし、好きではないものにビジュアル重視で大枚叩くのも、お祝いとはいえもったいないなと。。。
そこで、今回は普段よくデパ地下で買い物をするお惣菜屋さんの作るお節を、少しだけ(2人分)お願いしてみました。

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娘もこちらの煮物など、お惣菜が口に合うようで、普段もよく食べてくれるのですが、思った通り、こちらのお節にはしっかり箸を伸ばしていました。
ただ、誰も手をつけないものもあったりで、ちょっと無駄にも思えました。
お重を頼んでしまえば、主婦としては楽だけれど、食べられないものがあるのは無駄になるし。。。来年の課題です。





こちらのお節料理、煮物などは充実ですが、子供たちの好きな黒豆や伊達巻きなどは少なめなので別に用意しました。

黒豆は私も好きなので、たっぷり作りました。丹羽篠山の2Lサイズの黒豆を使用。
7時間ほどかかりましたが、ふっくらと美味しく炊け、家族からも大好評でした。

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伊達巻きと、築地松露の卵焼き。こちらもお正月にはたっぷり用意。

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お刺身などはいつもと同じ。マグロ、イカ、サーモン、酢蛸、いくら。
生物はすぐに食べ切らねばならないので、毎年好きなものだけ並べます。

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お刺身はご飯と一緒に食べたいので、いつもは元旦早々に白米を炊きますが、今年はお赤飯にしてみました。
大好きなので、これから毎年お赤飯にしようと思います。

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そして、テーブルの半分はいつも通り、「洋」のものです。





夫の揃えたテリーヌが「和」の空間に食い込んでいて、「えっ。。。」と思いましたが、元旦なのでお小言はなしです(笑)

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オリーブやナッツなどは、夫がお酒を楽しみながらのおつまみにマストです。

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いつもチーズは買い過ぎてしまうので、今回はとっても好きなものを少しだけ。

夫と子供達は臭いヤギのチーズやコンテなど、私はブリードモートリュフを。
例年に比べて数が少ない分、ブリードモーは大きなものを選んでしまいました。

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私の大好きな雪印カマンベールももちろん。
そして、リエットやレバーパテもいつものように用意。

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今年はこんな感じでした。
やっぱりいつもとあまり変わり映えしない感じですが、全体的に量は少し控えめになっています。





夫はたくさん食べますが、やはり若い頃と比較すると、かなり食べる量は落ち着いてきています。私も以前ほど食べることはなくなり、娘たちは元々少食。

有り余るほど用意せず、お正月料理は元旦に食べきり、2日からは別のものを食べたい。
そう思い、用意する量を例年よりも少なくしてみましたが、これでも多いくらいでした。

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来年のお正月は、さらに少量化をすすめ、お節のお重も注文すべきか否か、再考しようかと考えています。

何はともあれ、今年も家族4人でテーブルを囲み、いつも通りワイワイとお正月料理を楽しみました。

内容云々よりも、結局はそこが一番大切なことです。
家族に喜んで欲しい。それだけで、毎年夫と一緒にお正月にいただくお料理を考えています。
堅苦しいしきたりなど何もない我が家です。迷ったら、みんなの喜ぶもの!
それでいいのかもしれません。