今日は久しぶりに昔の友人と会い、ランチに出かけていました。
「何か食べたいものはある?」
そう聞かれ、思わず口から出たのが、
「美味しいハンバーガー!」
この一言にお友達はあんぐり。。。
「ハンバーガー、食べられるようになったの⁉︎」
そうなのです。大したことではないのかもしれませんが、私がハンバーガーを食べるというのは、昔では考えられないことだったのです。
ハンバーガーが嫌いだった
今は色々なところにグルメバーガーのお店がありますが、私が子供の頃はハンバーガーといえばファストフードくらいしかありませんでした。
私は昔からそんなファストフードが苦手でした。学生時代には学校帰りに皆んながそんな店でハンバーガーを食べていたものですが、私はちっとも美味しいと思わず、一人で蕎麦屋で蕎麦を啜っているか、昭和な喫茶店でドライカレーなどを頬張っていたのです。
大人になり、海外で暮らすようになってからも、ハンバーガーには見向きもしませんでした。
そんなふうにハンバーガーとは無縁な食生活を送っていた私ですが、外国人夫と結婚したことで、事情は変わってきました。
我が家の外国人夫、ほかの欧米人の例に漏れずハンバーガー大好き人間です。
人の顔ほどもあるような大きくてベビーなハンバーガーを、さらに甘いシェイクやコークで流し込むという、悪玉コレステロール度外視の嗜好を持っています。
普段から運動を欠かさない健康志向であるのに、なぜかハンバーガーを前にすると理性が吹き飛ぶようです。
結婚して最初の10年くらいは私に合わせてくれていたのか、子供の食育のためか、外食する際はきちんとしたレストランで食事をしてくれていたものですが、下の娘が中学生になった頃から、いきなりハンバーガーが我が家の食生活に飛び込んできたのです。
私は自分が好きではない店では当然食事をしないので、子供達もハンバーガーを食べることなく成長しました。
ところが、子供達も成長し親以外の人、つまりお友達と外食するようになります。
そこで覚えたのが、ファストフードやファミリーレストランです。
お小遣いの範囲で子供が行ける店は限られていますから、そんなところで皆んなとワイワイやるのも楽しかったのでしょう。
とりわけハンバーガーとフライドポテト、炭酸飲料水という組み合わせに魅了された次女。
家族で外出した際など、「何が食べたい?」と、たずねると、
「ハンバーガー食べたーい!」
と口にするようになったのです。
そこで敏感に反応したのが外国人夫です。
普段は私が嫌がるため我慢してきたのでしょう。そこへ思いがけず子供という最強の助っ人が現れたのです!
もう、外国人夫は大喜びです。
「今は美味しいバーガーショップが沢山あるんだから、試してみるべきだよ!」
そんなふうにいいますが、グルメバーガーと称するお店のバーガーはお値段もかなりのものです。
私の感覚からすれば、ハンバーガー1個に何千円⁉︎ とどうもコスパの悪さを感じてしまうのです。
かと言って、ファストフードも好きではないし。。。
なんだかんだと渋っていましたが、家族皆んながバーガーが食べたい!と言っているのに、自分が好きではないからといって毎回拒否する訳にも行きません。
渋々ハンバーガーの店に足を運ぶようになったのです。
最初の頃はハンバーガーメインの店でもサンドイッチやサラダなど別のものをオーダーしていたのですが、ある日いつも頼むツナサンドがなかったことがありました。
そこで仕方なく、小さなハーフサイズのハンバーガーをオーダーして食べることにしました。
ところが、どうでしょう⁉︎
食べてみると自分が想像していたものよりも遥かに美味しいではありませんか⁉︎
私がハンバーガーを避け続けていた何十年の間に、日本のハンバーガーも美味しくなっていたのだと気づいた瞬間でした。
炭水化物と油は敵のはずだった
ハンバーガーのお供といえば、熱々揚げたてのフレンチフライです。
ポテトにしろオニオンリングにしろ、揚げたての揚げ物って美味しいのですよね。それでも炭水化物と油の組み合わせは、ダイエットにも健康にも良くなさそうだと極力避けてきました。
しかし、ハンバーガーと共にてんこ盛りに供されるその魅力には、さすがに抗いきれません。
昔観たシルベスター・スタローンの古い映画『コブラ』のブリジット・ニールセンさながら、熱々ポテトにこれでもか!というくらいケチャップをかけて食べると、たまらないほど美味しいという発見までしてしまったのです。
炭酸飲料水が飲めなかった
ハンバーガー&フレンチフライを克服した私が次に向かったのは、炭酸飲料水です。
コーラやサイダー、スプライトといった砂糖が恐ろしいくらいに入ったドリンクです。
元々ソーダー水が苦手だった私は、フレンチやイタリアンなど重たい食事の時だけ微炭酸のミネラルウォーターを飲むくらいで、普段の生活で口にすることはありませんでした。
自分の嫌いなものは買わない、置かないを実践している私なので、我が家の冷蔵庫にあるドリンクといえば、一年中お茶(ルイボスティー、ジャスミンティ、麦茶)、牛乳、アイスコーヒーだけです。
子供達も物心ついた時からそれしかなかったので、当然それが普通のことと思っていたようですが、ハンバーガーと時を同じくし、やはり次女が炭酸飲料水にも魅せられてしまったのです。
「コーク飲みたい!」
「ドクターペッパーは神だ!」
などと、事あるごとに常備してくれと懇願してくるようになりました。
自分が嫌いだからということだけでなく、これらを日常的に飲むのは糖分も多いことから、あまりよろしくないと考えている私。
一方、外国人夫といえば、
「ハンバーガーとピザだけは、やっぱりコークだよな!」
と、大いに共感するのです。
そこで妥協した私は新たなルールを作りました。
ハンバーガーとピザを食べる時のみ、炭酸飲料水を飲んでよろしい!と。
そこまでこだわるほどこの食べ物とドリンクは合うものなのかしら?
とりあえず、私も試してみることにしました。
しかし、外国人夫推奨のコークはダメでした。あの甘さと炭酸の強さがやはり苦手です。
そう言っても諦めない外国人夫、今度はジンジャエールとサイダーを買ってきて試せと言います。
ところがこれが意外や意外、なかなか合うのです。特に辛いジンジャエールはそれほど甘さを感じることなく、これはありかも⁉︎と思えたのです。
以来、ハンバーガー及びピザの時はこれら炭酸飲料水をちびりちびりとやっていたところ、すっかり飲めるようになりました。
今も自分から好んで買うことはしませんが、ハンバーガー、ピザの時は家族に合わせ、割とゴクゴク飲んでいます。
バーガー&ポテトとダイエット
ハンバーガーというのは中毒性があるようです。
美味しさを知って以来、時折無性に食べたくなることがあります。
専業主婦は暇なので、食べたくなればいつでも好きなバーガーショップへ行くことができます。
私もいまでは一人でふらりとバーガーショップへいくこともあります。
ここで心配になるのがダイエット。
ハンバーガーはバンズにお肉、野菜などがたくさん入ったものを選べば、それほどバランスの悪いものだとは思いません。
しかし、問題は付け合わせのポテトです。
私がよく行くバーガーショップでは、ハンバーガーをオーダーすると、必ず横に山盛りのフレンチフライがこれでもかというくらい盛られてきます。
これを平らげてしまうとアウトです。一気にカロリーも血糖値も急上昇!
それなら食べなきゃいいじゃない?
そうも思いますが、私は出された食事を残すのは嫌なのです。
オーダーした限りは、お持ち帰りでもできない限り食べ切りたいので、多少苦しくても頑張ります。
大食らいの外国人夫がいれば、自分はほんの少し摘んで、あとは食べてもらえばいいのですが、一人の時は自分で食べ切るしかありません。
油と糖の魅惑のコンビネーションに屈し、私はケチャップをたっぷりつけたポテトを完食するのです。。。
ハンバーガー自体カロリーの低い食べ物ではありません。その上にフレンチフライです。太らないわけがありません。
これもすべて、ハンバーガーの美味しさを知ってしまったからなのです。
もしもあれほどハンバーガー好きの外国人と結婚しなかったら、きっと今でも私はハンバーガー&ポテトなど見向きもせずに、ダイエットなど気にせずに過ごしていたでしょう。
唯一のダイエット方法
せっかくハンバーガーの美味しさを知り、家族みんなでバーガーを楽しめるようになったというのに、困ったことにカロリーという敵が。。。
どう考えても、これはダイエットにはまったく適さない食べ物です。
それでも食べたい時は食べたい!
家族がみんな食べている前で、自分だけ我慢するなどできるわけがありません。
しかしある時、発見したのです。食べても太らない方法を!
それは、食べるなら昼。もしくは午後3時まで。
そして、晩御飯は我慢して食べないということです。
ハンバーガー&フレンチフライはとっても胃に溜まります。満腹感のみならず、「ああ、食べたわ〜」と精神的な満足感を思い切り得ることもできるものです。
私などはハンバーガーを思い切り食べた後は、もうしばらく何も食べたくない!というくらいにお腹も心も一杯になってしまいます。
そのまま夜になり、多少お腹が空いても我慢してそのまま寝てしまえば夜ご飯を抜くことはそれほど辛くはありません。
あまり健康的な方法とは言えませんが、毎日毎日きちんと食事をしなくても健康を害することはありません。それくらいアバウトに物事を考えた方がストレスもないので、好きなものを食べて、なおかつ太らないため、一食くらい抜いたところで私は気にしません。
美味しいものは太る
美味しいものって、なぜこうも太るものが多いのでしょうか。。。
特に洋食はカロリーが高いものが多く、日本食に比べると一食に摂取するカロリーも格段に多くなります。
よくアメリカなどへ行くと、同じような中年の女性が恐ろしく肥満しているのに驚かされるものです。外国人は遺伝子的に太りやすいということもあるかと思いますが、やはり一番の原因は食生活と言えるでしょう。
大きなハンバーガーに油で揚げたポテト、ついでに砂糖をたっぷりと使用した炭酸飲料水などを日常的に摂取していたら太るのも納得です。
美味しいのは十分すぎるほど分かりますが、やはりここは意志の強さが必要になります。
「美味しいものは太る」そう心して、食べるのはたまに、そして食べたらその分太らないように気をつけるしかないでしょう。
美味しくいただけるけれど、年々辛くなってくる欧米嗜好な食生活。いくつまで楽しめるか。。。
今宵も昼間ハンバーガー&フレンチフライによって胃袋を膨らませてしまったので、晩御飯は抜きです。。。
ちょっとお腹が空いてきたので寝てしまうことにします(笑)