お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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虎ノ門 岡埜栄泉本店の『ワッフル』。しっとり生地とたっぷり杏ジャム。豆大福とともにおすすめしたいお菓子。

前回に引き続き『虎ノ門岡埜栄泉』さんのお菓子です。

その日、豆大福だけ買うつもりが、いつものようにまたしても目移り。。。

こちらのお店では豆大福と栗饅頭しかいただいたことがなかったのですが、実はワッフルもかなり有名なのです。

午前中、10時過ぎの訪問でしたが、5人ほどの方が待っていました。社用の御使い物か、皆さんたくさんの箱に入ったお菓子をお持ち帰りしていました。

しかし、店員さんの数も十分、手際のよさもあり、待つことなくお買い物ができました。

豆大福やら茶饅頭、栗饅頭。そして最後はと、ワッフルの置かれてあるトレーを見るとすでに空。。。
あらあら、ご縁がなかった?と思ったものの、念のため聞いてみたところ、すぐに奥から用意してくれました。





ワッフル

和のワッフルといえば、麻布十番の『紀文堂』さんのものをたまに買いますが、外国人夫も子供達も大好きなので、きっとこちらも喜んでくれるだろうと、せっかくなので大目にお買い上げ。

和菓子屋さんのワッフル特有のふわふわとした生地は、思った以上にしっとりとしていて、ぽってりとした厚さがあります。
甘〜い香りがたまりません。

小麦粉と卵のシンプルな味わいは、どんなのお菓子にも共通して、素朴で懐かしい味がします。

酸味のある杏のジャムは、しっかりとした硬さがあり、中に塗ってあるというよりは、凝りのように一塊り包まれているといった感じです。

これだけ生地が厚いと、お口の中がパサパサになってしまいそうですが、たっぷりとサンドされたジャムがそれを許しません(笑)

甘さと酸味のバランス同様に、生地とジャムの対比もお見事な美味しいワッフルで、外国人夫はかなりお気に召した様子。
喜んでもらえて何よりなのでした。

消費期限は翌日まで。当日消費の豆大福と合わせて楽しみたいお菓子です。


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虎ノ門 岡埜栄泉本店の『豆大福』を抱え、愛宕神社の『出世の石段(男坂)』を登る。

朝一番で虎ノ門へ行く用事があった日、思いのほか早く終わったので、ウォーキングがてら歩いて帰ることにしました。

今となってはオフィス街とはまったく無縁の専業主婦です。タクシーなどで通る事はあっても自分の足で歩くのは何十年ぶり?というくらいに久しぶりでした。

どうせ時間もある事だし、愛宕神社へ寄って行こう!

突然思いつきました。

昨年の後半から、外国人夫の仕事がとても上手く行くようになったこともあり、「出世の石段」に登ってお礼をしてこようと考えたのです。

愛宕神社へ行く道すがら、そういえば『虎ノ門岡埜栄泉本店』さんが近くにあったわ!と思い出しました。

東京の和菓子好きさんなら、一度はこちらのお菓子を口にしたことがあるのではないでしょうか。

『岡埜栄泉』さんというお店、なんだかあちこちでお見かけし、支店がたくさんあるようなイメージなのですが、暖簾わけはあったものの、ほとんどのお店は違う流れのようです。

かつて上野界隈にも私の知る限り上野駅近くと、広小路あたりにと2軒ほどありましたが、虎ノ門とは違うようです。

そんな同じ名前のお店で、過去には豆大福を色々食べましたが、どこもまったく違ったものであった記憶があります。

そんな中、やはり一番美味しいと思ったのが、この『虎ノ門岡埜栄泉』さんのものでした。






虎ノ門岡埜栄泉の豆大福

『岡埜栄泉本店』さんの豆大福といえば、こし餡の大きなお大福さん、そんなイメージでしたが、記憶の中のそれと比較すると、幾分小さくなった?
それとも私が大きくなったのか?(笑)

それでもまだ小さいという大きさではありません。

搗きたてのお餅のように柔らかい皮に、少なめに散らされた赤えんどう豆。

中の餡子はしっとりとしたこし餡です。
こし餡の豆大福といえば、京都の『出町わかば』さんが一番に思い浮かびますが、こちらも東の代表格と言えるくらいに美味しいこし餡です。

豆大福なら断然「粒あん!」と公言していますが、改めて「こし餡も悪くない」と食べるたびに思わせてくれるのがこの豆大福なのです。

昨今では百貨店などでも目にするようになった『虎ノ門岡埜栄泉』さんの豆大福。
久しぶりにでしたが、やっぱり美味しいなと再確認。
もう少し足繁く通ってもいいかなと思いました。







この日、豆大福を5つほど買うだけのつもりが、例の如くまた他のお菓子も買ってしまい、思った以上に大きな袋を提げて帰ることになりました。

先に愛宕神社へ行くべきだったわ。。。
この荷物だし、『出世の石段』はまた次の機会にしようかしら?
そう思ったものの、「できることはできるうちにやってしまうこと」と、何事も先送りにはしないことが信条です。頑張って行ってみることにしました。

愛宕神社『出世の石段』

トンネルを抜けて

愛宕神社へ

そして『出世の石段』を登ります。
傾斜45度、石段は一段が約20cm、それが86段もあるといいます。私は登るので精一杯で数えていません(笑)。

こうして写真で見ると大したことないように見えますが、これがなかなか怖いんです。

ずっと続けてきたウォーキングと昨年始めた筋トレの成果か、息切れすることもなく、他のサラリーマンのおじさんや同年輩のおばさん達をどんどん追い抜き、あっという間に登りきりました。

50代、まだまだ満更ではありません。

とは言いつつ、とても怖かったです。。。
ちょっと油断でもしてバランスを崩せば、この傾斜では何十メートル下まで真っ逆さまです。そう思うと怖くて気を抜けませんでした。







境内には沢山のスーツ姿の男性で一杯でした。平日の午前中だからそれほど人はいないだろうと思っていたので意外でした。

某花形IT企業の団体さんも熱心にお詣りしていましたが、時代の最先端を行くようなお仕事をなさっている方々でも、こうして神様のお力を借りにくるのねぇ。。。と、日本人の心の中にある信心を見た気がしました。

そんな方々に混じって私も日頃のお礼と、さらなる出世をお願いしたのですが、専業主婦の私が出世???
何になるつもりなんでしょう(笑)

おみくじも引いてみましたが、こちらも「これまで通り頑張っていけば大きな成功あり」だそう。
ちょっと気になる一文もありましたが。。。

総合的にはまずまずです。

しかし。。。専業主婦の私に「大きな成功」とは?

ちょっと気になる一文。それをまともにとらえるべきか?

もう深く考えずに、よき結果のみを喜ぶことにしました。

さて、帰りはといえば。。。

来た石段を上から見下ろすと。

怖いです。降りられる気がしません。もう、全然しません!
登っている時から、帰りは無理だなと思っていました。

でもご安心を。他にも帰り道はあります。
少し離れたところにある建物にはエレベーターもありますし、隣にはもう少し傾斜の緩やかな女坂という石段もあります。

しかし、私は境内から向かって左側にある、ちょうどトンネルのところに出る別の階段から戻ることにしました。
ただ単に帰る方向への近道だからですが。

こちらも結構な傾斜がありますが、横幅も狭く手すりが掴みやすいことと、ジグザグの道なので万が一転がってもすぐ止まります。

こうして転がることなく無事に豆大福含め、他のお菓子も守りながら帰還致しました。

おかしなもので、体力のあり余っている若い時には、前を通ってもわざゆわざ登ろうなどとは思わなかったのに、この歳になって、そんな気になるなんて。

いつかはと思っていたので、一つ念願が叶いました。

とても寒い朝だったので、帰宅後には温かいお茶を淹れ、美味しい豆大福で消耗した心身を整えたのでした。

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Googleアドセンスのポリシー違反。こんな写真も違反の一例になるので注意が必要です。初めての警告から思ったこと、これからできること。

先日のこと、朝いつものようにメールチェックをしていると、Google様から以下のようなお知らせが届いていました。

どうやら私が寝てしまった後、夜中に届いたもののようです。

Google様からお知らせメールが来ることはそれほど珍しいことではありません。
アドセンスのレポートやリコメンデーションなど、時折メールが届くので今回もまたその類かと思いながらも、一応目を通してみると。。。



このブログにはGoogleアドセンスの広告が貼ってあるのですが、どうやらポリシー違反に該当するコンテンツが見つかったため、そのページのみ広告配信をストップしますというお知らせのようでした。






ポリシー違反

ポリシー違反のメールを見たのは早朝だったのですが、その日は外出する用事があったりで何かと忙しかったので、対応できたのはその夜になってからでした。

まずは違反対象とされたページを確認しました。

それによりますと2件の記事が違反とされていて、理由はどちらもアダルトコンテンツとみなされたよう。
「一部の広告主によって広告掲載をしないように。。。。」云々と書かれていました。

この記事のどこがアダルト?

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豆大福に栗きんとんです。他の多くの記事同様に、純粋にお菓子のことだけを書いた記事で、これのどこがアダルトコンテンツとみなされるのか、皆目検討がつきません。

誰かの勘違い?

いや、多くのサイトを一斉監視するのは間違いなくAI(人工知能)に違いありません。

つまり、AIが勘違いするような要素があるということと判断しました。

言葉の言い回しが悪いのか、使用している単語自体に何かしら連想させるものがあるのか。。。

チェックしてみましたが、全くそんな要素はありません。
そもそも、こんな50も過ぎた枯れた女がアダルトコンテンツとかって、あり得ないんですが?

とはいえ、実際にそんな嫌疑がかかっているわけで、指摘を受けているのですからどうにかしなければいけません。しかし思い当たる節もないとなればどうしていいやら。。。です。

広告配信が停止されているのはこの2ページのみで、サイト全体のことではないので、もう面倒だし該当記事を削除しちゃってもいいかしら?

でも、『出町ふたば』さんの記事って結構アクセスがあるし、誰かのお役に立てているかもしれないわね。。。などと考えながら、何もせずに一度パソコンを閉じたのでした。。。

原因判明!そして再審査の申請

しかし、その後も気になってスマホでググっていると、twitterで大きなヒントとなるツイートを発見しました。

問題は内容ではなく写真かもしれない!?

再度該当ページを確認してみると。。。

わかりました!

二つ並べた豆大福が女性の胸とみなされたのかもしれない!

栗きんとん記事もしかり。。。

これを直せと言われても、私としては「少しでも美味しそうに見える写真を!」と思って頑張って撮った写真です。その中からさらに気に入ったものを掲載しているわけで、全く意図しない理由によって修正したりするのもなんだかな。。。と、強く思ったのでした。

そんなわけで、写真の削除や差し替えなどすることもなく、修正なしで再審査の申請をしました。







再審査の結果

再審査の申請をした翌々日の朝、Google様からメールが届いていました。

なにやらとてもわかりづらい文面で何度となく読み返したのですが、結局レポートを見てくれとということなので、Googleアドセンスの画面に飛んで確認してみたところ、『出町ふたば』の記事はリストから消えていて、『松月堂』さんの栗きんとんに関しては「審査中」となっていました。

結果が分かり次第、連絡がくるとのことでした。

さらに2日後の夜中、ようやくGoogle様から審査結果のお知らせメールが届きました。

今度は『松月堂』さんの栗きんとん記事です(笑)

もちろん今回も「審査の結果、違反は見つかりませんでした」とのこと。

念のためメールだけでなくアドセンスのポリシー画面を確認してみると、「問題は検出されませんでした」と表示されていました。

当然です。餡子がどうの、豆がどうのと甘いことしか書いていないのですもの。

なんだか、「AIによって人々の仕事が奪われる!」など驚異とされていますが、今回のことで、まだまだ恐れる必要はないわねと思ったのでした(笑)
「いまのところは。。。」ですが。

ポリシー違反の基準が謎

それにしても解せないのは、なぜに今更?ということです。そしてなぜこの2ページだけ?

これまで、この2記事以外にも似たような写真はたくさん使用してきました。いつも読んでくださっている方はご存知だと思いますが、当ブログは大福、饅頭率がとても高いのです。しかし、この2年半以上、一度もこのようなポリシー違反を指摘されたことはありませんでした。

それがなぜ今なのでしょう。。。全くわかりません。

アクセスが増えてきたことも原因の一つ?
増えたと言っても急激にアクセスアップしたのではなく、ただ日々記事を重ねることで増えたきたアクセスです。しかも月に10万円単位のアドセンス収益が出るようなすごいアクセスがあるわけでもありません。

なんだかわからないことだらけですが、今後も似たような写真、つまりはお饅頭やらお大福やらは当然トピックとして出てきます。今となってはこのブログの一つの大きな柱の一つとなっていますから。
ということは、今後もGoogle様からこのような警告が届くこともありそうです。

今後の対策

何か打つ手はないものか。。。
色々と考えてみた結果、解決策は一つ。

同サイズの丸いものは二つ並べてはいけない!(笑)

今回違反疑惑のかかった記事を例にとれば、それ以外はありませんね。

もしかしたら、今回の私と同じようにお饅頭2個でポリシー違反を取られている方もいるかも?

アドセンス収益で生計を立てている、またお小遣いを捻出しているという方にとって、広告の差し止めは大問題でしょう。

ということで、簡単ではありますが経緯を残しておくことにしました。

どなたかのお役に立てば幸いでございます。。。。

『寛永堂』黒豆茶羊羹、塩羊羹、紅羊羹、個性的味わいのミニ羊羹3種詰め合わせ。

今月は年頭から買い置きをしておいたお菓子があったり、それに加えて頂き物が多く、そちらを食べるのに忙しく、なかなか自分で買い物に行けません。
食べてみたい和菓子、洋菓子はたくさんあって、すでにリストになるほど書き連ねてあるのに、おうちにあるお菓子がなかなか減りません。
なんとも贅沢な悩みですが。。。

こちらもそんな頂き物の一つです。

『寛永堂』さんの羊羹ですが、我が家は毎年、新年を迎えるときは『とらや』さんの羊羹が用意されているので、そちらが食べ終わるまでは封を切ることができません。

羊羹は日持ちのするお菓子なので、のんびりしていたらこんな時期になってしまいました。

3種類のミニ羊羹の詰め合わせです。






黒豆茶羊羹

こちらの羊羹は水ではなく「黒豆茶」を使用しているのが特徴です。

控えめな小豆の甘さを追いかけるように、黒豆の香ばしい風味が広がるという独特の味わいです。
最初の一口よりも二口目、三口目と口にするたびごとに風味が増してきて美味しさが実感できます。

塩羊羹

沖縄「うちまーす」の塩を加えて作られたこの羊羹、こちらもまた控えめな甘さの中に、ほんのりと塩気が溶け込んだような、優しい味のする羊羹です。
バランスがよく、小さな一本では物足りなく感じるほど、とても美味しかったです。

紅羊羹

白餡に赤かぶらのエキスを加えて作られた羊羹で、しっかりと赤かぶらの香りもします。お野菜と小豆というちょっと変わった組み合わせが面白いですね。

そして、何よりもこの紅色が美しい!







『寛永堂』さんの羊羹は初めていただきましたが、とても美味しいですね。
個人的にはこの3種類の中で、『塩羊羹』が一番好みで、大きな一棹欲しいくらいに気に入りました。

黒いボックスがシックで、高級感のあるビジュアルなので、今後は贈り物などにも重宝しそうです。


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男性の育児休暇取得で思い出す、育児参加のために仕事を辞めるという極端な選択をした外国人夫。

最近、小泉進次郎議員の育児休暇取得が話題になっていました。
たったの2週間だそうですが、議員さんという立場では思い切った決断ですね。

休暇中のお給料は満額支給されること、また奥様の資産、ご実家から受けられるであろうバックアップなど、あらゆる面から見れば、我々一般庶民とはちょっと違うかなと。。。これにならって、どれだけの男性が積極的に育休を取得できるのか?といえば、それは疑問に思うところです。

世の中のお父様方は、育休制度の整っている大企業勤務の方ばかりではありません。
ギリギリの人員でなんとか仕事を回しているような中小企業などでは、育休を取得したくてもなかなか難しいというのが現実ではないでしょうか。

とはいえ、小泉議員が子育ての大変さを間近で見て知るという点では、意義のあることではと思います。







さて、我が家にも2人の子供がおります。もう一人は成人し、もう一人も来年には高校を卒業する年齢です。

そんな娘が産まれた20年前はといえば、男性の育児休暇などまったくお話にならない時代でした。
育児は女性が担って当然。子供が産まれたくらいで男が仕事を休む?
聞いたこともありませんでした。

当然我が家の外国人夫が働いていた会社もそうでした。育休という制度自体がなかったので、選択の余地もなかったのです。

しかし我が家の外国人夫は、どうしても育児がしたくてたまらなかったのです。
仕事から帰宅すれば子供は眠っています。きちんと子供と過ごせるのはお休みの日だけでした。彼にとって、それは十分な時間ではなかったようで、ほどなくして外国人夫は仕事を辞めてしまったのです。

ちょうど娘が歩くようになった頃だったと思います。

「これで、子供を連れて公園にも行けるし、ご飯を食べさせたり、お風呂にも入れてあげられるよ!」

本人はウキウキしていましたが、私はといえば、私が専業主婦になり、あなたが稼いでくるってことにしなかったかしら?

どうせならもっと早く、子供が新生児のうちに手伝ってほしかったわ。。。などと、一体なにを考えているの⁉︎ と思ったものでした。

しかしすでに仕事を辞めてしまったので、ガタガタ言っても仕方がありません。それよりは次の展開を考える方が先決です。

一番はやはり経済的なことです。収入がなければ生活はできないので、「それなら私が働こうかしらね」と、腰を上げた途端、「あなたは働かなくていいです」と。。。

さらにわからなくなりました。この外国人、とうとうご乱心?ロトにでも当たった⁉︎ と本気で思ったものですが、よくよく話を聞いてみれば、会社は辞めたけれど、お金は稼いでくるから大丈夫!と言います。

やれるものならやってみてちょうだい!と、私もちょっと愉快なような、意地悪なような、今から思えばずいぶんと悠長な気持ちでお手並み拝見としたのですが。。。

外国人夫は宣言通り、子育てをしながら同時に生活するに不足ないくらいのお金を毎月きちんと稼いできてくれたのでした。

子育てをしながらどのように収入を得ていたか?

簡単に言ってしまえばバイトの掛け持ちです。
具体的な仕事内容は割愛しますが、短時間である程度収入の得られるバイトをいくつか掛け持ちしたのに加え、プライベートで英語を教えたりと、あちこちからちょこちょことお金を作ってくるということをしていました。

バイトをする曜日も日数も、そして時間も不規則でしたが、専門的な仕事であったため、主に午後から、時に夕方からバイトに出かけていました。
そのような時間であれば、昼間子供を公園で遊ばせ、食事やお風呂のお世話などもできます。それらを存分に楽しんだ後で、仕事へ行っていたというわけです。

幸運なことにそんなやり方でもコンスタントに仕事をいただくことができ、最終的には会社勤務の時よりも収入は多くなったくらいでした。

聞いただけでは子育てに仕事の掛け持ちだなんて大変では?と思われるかもしれませんが、側で見ていた限りでは、これまでフルで仕事をしていたのを半分にして、後の半分で子育てをしていたように見え、時間的にもそれほど余裕のないものではありませんでした。








子育てに参加したいがために仕事を辞める。。。これはかなり乱暴なやり方であったと今から思い返せば、よくぞそれで生活してこられたものだと思いますが、それだけ外国人夫は育児がしたかったということなのでしょう。

子育てといっても、男性のやることなので、時にピント外れであったり、自分本位であったりと、こちらが望むようにしてもらえるばかりではありませんでしたが、本来なら一人でやることにもう一つの手が加わることで、心身ともに余裕を持つことが出来ました。

お陰で私もゆったりとした気持ちで子育てを楽しむことができたと今では思います。

ある意味で時代もよかったのかなと思います。20年前といえば、今ほど経済の冷え込みを感じることはありませんでしたし、外国人の数も現在のように多くはありませんでした。
外国人というマイノリティーであるからこそのメリットを最大限に活かすことができたからこそ、アルバイトという形でも十分な稼ぎを得ることができたとも言えます。

もちろん家族が生活していくために、外国人夫も知恵を巡らせ頑張ったのだと思います。そして、それ以外にもそれまで暮らしていた街から、もっと家賃の安いエリアに引っ越しをしたりなど、外国人夫も子育てに参加できるような体制を整えることもしました。

そんな生活を2、3年続けたのち、外国人夫は再び定職につきました。今後重くのしかかってくるであろう教育費を見越して、安定した職が必要と考えたのでしょう。
それでも上の子が小学生になるまでは仕事をセーブして子育てに積極的に関わってきました。

今では子供のことに関して、すっかり私に任せっきりの外国人夫を見ていると、ただ単に可愛い盛りの子供達と遊びたかっただけでは?とも思えます(笑)

それはそれでいいかなと思えます。
子供達が幼い頃に思い切り関わってきたことで、子供達の心の深い部分で父親に対する感謝が見えます。

私が寝た後、成人した長女と二人で近所のバーへ行ったり、夜遅くまでリビングで家飲みしたりと、自然な形で子供達は父親を受けいれています。

もちろん激しい衝突も日常茶飯事ですが、お互いに無関心でいるよりはいいとも思えます。

自分たちの子育てがどうであったか、答えはすぐに出るものではありません。10年、20年後にようやくわかるものです。

そう考えると、子供達が幼なかった数年間、外国人夫が仕事を辞めてまでも一緒に過ごしたことは、間違いではなかったのかなと思えます。







昨今ではスーツを着た男性が抱っこ紐に赤ちゃんを抱いて歩いている姿を見かけます。
かつて我が家の夫がやって周りから笑われたスタイルです。

そんな男性を見ると、素敵だなと思わず視線を向けてしまいます。

そして、いましていることは何十年後かに必ずよい形で返ってくると信じて、大切に育てていって欲しいと思うのでした。。。