専業主婦という生き物

美味しいもの、美容、国際結婚、噂話、専業主婦についてなどを思いつくまま綴るブログ。

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「ハーフの子を産みたい方に。」のコピーを理解できない鈍感力こそが国際結婚には必要なのではないかという件。

「マミー、この広告知ってる?」

数日前、そう言って娘から見せられたスマホの画面に映っていたのは、呉服屋さんかなにかのポスターでした。

そこには、

「ハーフの子を産みたい方に。」

というキャッチコピーがありました。

娘曰く、このコピーがいま非難轟々、炎上しているといいます。

私はこのコピーの意図するところがまったくわかりませんでした。
これはマズイ!英語のみならず、日本語すらまともに理解できなくなっている⁉︎
娘の手前、お粗末なところは見せられまいと必死で考えました。





着物とハーフ。。。

思い浮かぶのは、我が家のハーフ娘が着物を着たときのこと。
なんだか体型に合っていないというのか、肌の質感や髪や瞳の色、さらに言えば彫りの深い顔の造作、すべてがミスマッチな感じがして「やっぱり着物は日本人じゃないとだめだわ。。。」などと思ったことです。

そこで私が理解したのは、

ハーフの子を産みたいと思っている方!
外人体型をもって生まれたハーフは、お着物が似合わないから、ちょっと考えたほうがよいわよ!
やっぱり結婚するなら日本人よ!

と、そんなところでした。

これに対して、それはハーフに対する差別だ!と炎上したに違いない!
今のご時世なら差別だ!とバッシングされてもおかしくないコピーだわ。

ハーフである娘もきっと心を傷つけられ、それを私に訴えたかったのね。かわいそうに。。。

「あのね、ハーフだからってお着物が似合わない人ばかりじゃないし、たとえ似合わなくても気にすることないわよ!」

自信たっぷりに娘を励ますように語る私に、なにやら微妙な表情の娘。

どうやら的外れもいいところだったようで、どうしたらそのように理解できるのか⁉︎と、娘の眼が点になっていました。。。

「マミー、完全にピントが外れてるよ。。。」

「えっ?違うの?ならどういう意味なのよ⁉︎」

私の理解が及ばないと判断した娘が教えてくれました

つまりこれは、着物を着れば外国人男性から声がかかる→ハーフの子を産む。
ということらしいのです。

「えっ?なんで着物着るとハーフの子を産めるの?」

ここでもまだピンとこない私。。。

「だから、着物を着ると外国人が声をかけてきて国際結婚ってことじゃないの?」

ええーっ⁉︎

このあまりに時代錯誤な考え方にビックリ仰天です。これは何かのギャグか?風刺か?
もしも本気でそう思って作られたコピーだとしたら、これは理解できなくて当然だわ!と、思ったのでした。

私など着物を着たのは、3歳と7歳の七五三の時だけです。みんなで一斉に着物を着るの?といつもの天邪鬼ぶりを発揮して、成人式にすら着なかったくらいです。
外国人がお着物を着た女性にわんさか寄ってくるという発想自体がなかったのです。

最近、京都などでは外国人がお仕事へ向かう着物姿の舞妓さんに群がるのが問題になっているとニュースで観たばかりです。
もしや、その線からの想像で作られたコピーなのか⁉︎
しかし、この広告は何年も前に作られたものだそうで、その当時はまだ日本も今ほど外国人観光客で溢れかえってはいませんでした。





それにしても、なぜこのコピーがそこまで炎上するのか?

着物を着ればハーフが産めるかもという理屈も、このコピーが問題視される理由も、私にはよくわかりません。。。

しかし、よくよく考えてみると、そもそもこの回りくどさが炎上の要因ではないかとも思えます。
もっとストレートに、

「外国人にモテたい方に」

なんてコピーにしてくれれば、私も理解できたかもしれないのに。。。

それが「ハーフを産みたい」という一見ストレートでありながらも、それを巧みに隠したあざとさが反感を買っているのでは?とも思えます。

まぁ、考えても理解できないのでそれはさておき、そもそも着物を着てもそれが直接外国人の殿方とお知り合いになるきっかけになるのでしょうか。

今時、着物を着てるくらいで!と思わないでもありませんが、実際に我が家の外国人夫やその友人達を見ていると、確かに「ワァオ!ビューティフォー!」という反応なのです。
つまり、外国人男性は着物姿の女性を魅力的であると思っているのは間違いないということです。

また、着物に限らず服装などでその人のセンスが問われるということもあります。趣味嗜好などが見て取れることが往々にしてあるからです。

ルックス的には取り立てて優れているわけでもないけれど、服装や身につけているもののセンスが良く、素敵な雰囲気を演出している方はいるものです。

そう考えれば、着物を着ている女性が美しく見えてしまう人がいても不思議ではありません。
問題はそれを外国人に限定し、さらにはハーフを産んでしまうところまで結びつけているところでしょう。

日本人、外国人限らず、誰からも振り向かれるわよ!程度にとどめておけば、ここまで炎上することはなかったのでは?とも思えます(あまりキャッチーではありませんが)。





そうは言っても今のご時世、何に対して声が上がるかはわかりません。
私のような昭和の人間からすると、たかがこんなことくらいで目くじら立てなさんなよ!などと思うようなことがよくあります。

正直いってしまえば、ハーフを産みたければ着物を着ろだろうがなんだろうが、どこで誰がピント外れなことを言おうがどうでもいいことです。

そんな過剰反応もこのコピーと同じくらい理解できないものです。
ある意味、声をあげる人達というのは、周りに対する関心が高いのでしょう。
私など自分のことを考えるのが精一杯で、どこで誰がどんなコピーを掲げようがまったく気にもなりません。

きっとこの「ハーフを。。。」のコピーの意図するところを理解できなかったのも、自分にとってはどうでもいい些細なことであったからでしょう。

すでにハーフを産んだ私がハーフを産みたい方に言えるのは、

これくらいの鈍感力がなければ、外国人と暮らすのは大変よ!

と、そんなことくらいです。
ついでに言わせて貰えば、今の時代ハーフは特別な存在ではありません。

実際にハーフである娘に聞いても、ハーフだから得することもあれば損をすることもある。つまり、ハーフだろうが純粋な日本人だろうがメリット、デメリットそれぞれあり「みんな同じ」ということなのです。。。

ちなみに、この話題に対して娘が父親である外国人夫にも話したところ、

「なんで着物着るとハーフ産めるの?」

「よくわかんないけど、着物いいよね〜」

と、相変わらず能天気な答えが返ってきたそう。。。

私達の結婚生活が20年以上の長きに渡り続いている秘訣は、まさにこの双方の持つ鈍感力の賜物ではないか⁉︎ と、再確認した「ハーフを産みたい方に。」広告なのでした。。。