初めて訪れた松江の街はとにかくゆったりとした時間が流れているような、とても心地よい素敵な街だなと感じました。
街の雰囲気だけではなく、訪れた先々での「気負わぬおもてなし」が非常に印象的で、それはこちらでも。。。
和菓子好きさんが必ず足を運ぶといってもいい寺町エリアに暖簾を掲げる『三英堂』さん。

創業は昭和4年と、『一力堂』さんなどに比べれば歴史は浅いお店ですが、お菓子の美味しさは間違いありません。
松江三大銘菓として名高い『菜種の里』をお作りしているお店で、不昧公御好みということからか、このお菓子は『明々庵』百草亭のお茶席でも振舞われています。


私もこちらでお一ついただきましたが、もちろん自分用のお土産にもお持ち帰りしてきました。
菜種の里・雅趣

一箱 ¥810
賞味期限 15日間
この『菜種の里』というお菓子を考案、お作りしたのは、江戸時代に松江藩御用菓子司であった『面高屋』さんとされています。
その後、明治維新を経て松江藩がなくなるのと同じくして、このお菓子もつくられなくなったそうです。
それを復活させたのが、『三英堂』さんです。
「風味配彩等悉く直伝によって調製したもの」というように、その製法は当時のまま。
現在でもこのお菓子をお作りしているのは同店だけです。

まるで菜の花畑のようにダイス状に連なった美しい黄色。白い蝶が飛び交う様子が表現されています。

このお干菓子、寒梅粉とお砂糖、餅粉、水飴、卵、白生餡などで作られた、ザクッと食感にしっとりほろりが追いかけてくるような独特な歯応えがあります。
炒った玄米で白い蝶が飛び交う様を表現しているのも素敵!

すっきりとした優しい甘さ。。。
このお菓子をいただいた後のお抹茶一服の美味しいことったら。
さすがお茶によく合うお菓子です。

この不昧公がつけたとされる菓銘をもつ由緒正しき銘菓ですが、公により詠まれた歌も残されています。
寿々菜さく 野辺の朝風そよ吹けば
とびかう蝶の 袖ぞかすそふ
www.hw-frankie.com
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