静岡県浜松市の『巖邑堂(がんゆうどう)』さんは、明治4年創業という老舗和菓子店で、栗蒸し羊羹やどら焼きが人気のお店です。
6月に六本木ヒルズ内にオープンした『菓子の記録帖』でもどら焼きやもなかなどのお取り扱いがあったり、私が日頃愛読しているお菓子の参考書類の中にも、このお店が紹介されていて、ちょっと気になる存在であったのです。
横目で見ながらなかなか手が出なかった『巖邑堂』さんのお菓子でしたが、少し前に日本橋高島屋さんで初めてこちらの麩饅頭を見つけ、迷わずお持ち帰りしました。
麩饅頭
1個 ¥237(税込)
細い竹のスティックで笹の葉が留めてあります。紐で結んであるものが多い中、このスタイルはしゃれていますね。
ぽってりと厚い生麩の皮はもっちもっち、かなり強い弾力があります。
しっかりとした食感の麩饅頭です。
生麩の皮には青海苔ではなく、よもぎが練り込まれていて、笹の葉の香りとともに、ほんのりとよもぎの香りが感じられます。
餡子はサラリとした、柔らかくみずみずしいこし餡。
やはり麩饅頭にはみずみずしいこし餡がぴったりです。
『巖邑堂』さんの麩饅頭もかなり好みでした。よもぎが練り込んであるタイプは初めてでしたが、美味しいですね。
昔々は青海苔などが入った麩饅頭はあまり得意ではなく、プレーンのものばかり食べていましたが、50を過ぎてからというもの、青海苔だろうが、蓬だろうが、なんでも美味しく感じるようになりました。
今では「麩饅頭」と名のつくものなら、なんでもOKです。
麩饅頭は通年食べてはいますが、やはり夏に食べると格別です。
夏はやっぱり麩饅頭と水羊羹です!
www.hw-frankie.com
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