自粛期間中からずっとお試ししてみたいと思っていたクッキー。ようやくお取り寄せできました。
滋賀県にある『maison de l'ours noir(メゾンドロースノア)』さんという洋菓子屋さんのものです。
遠い街にあるので、全く知らないお店でしたが、ものすごく美味しいという評判を聞きつけ、どうにかお取り寄せできないものかと思っていたのですが、これがなかなか出てこないのです。
お取り扱いしている通販サイトをチェックしてみるも、いつも「sold out 」の文字。
どうやら店主お一人で切り盛りされているようで、出回る数もそれほど多くはないようです。
そんな折、いつもお取り寄せで利用している『婦人画報』さんから販売のお知らせが届きました。
このサイトも人気商品はかなりの激戦になり、まさに秒殺というくらい、あっという間にになくなってしまうのですが、なんとか購入することができました。
正直、これはブログ記事などにせず、内緒にしておきたい!と思うほど美味しかったのですが、考えてみればこのSNS時代においてはそれも意味がないですね。
ということでご紹介(笑)
メゾンドロースノア オリジナルクッキー缶
小さな缶の中に整然と並んだクッキーを見て、これはすごいなと。。。
とっても綺麗なんです。見ただけで作り手のこだわりが伝わってくるような美しさがあります。
写真では伝わらないのが残念ですが、開けた瞬間、ちょっと感動。。。
食べる前からそんな風に感じたクッキーは初めてかも。。。
そして、食べてまた感動。。。
これは噂に違わず、ものすごく美味しい。
9種類のクッキーが詰め合わせてありますが、どれもこれも美味しいとしか言いようがないという。
サブレ・リ
シンプルなクッキーですが、それゆえに素材の味が感じられて美味しい。
柔らかなのにサクサクとした歯触り。この塩梅はなかなか家庭では出せませんね。
ガレットブトンヌ
小さなガレットですが、サクッとした生地を噛みしだくと、ジュワッとバターの豊潤な美味しさが滲み出てきます。
ショコラ
ほろっとした柔らかい食感に驚いていると、ゆっくりショコラの苦味が押し寄せてきて、なんとも美味。
フロランタン
しっかりと焼かれたキャラメル部分はガリッと歯応え満点。クッキー部分はサックリ、アーモンドのコクもあって食べ応えのあるフロランタンです。
ルージュ
ちょっと甘酸っぱいフランボワーズのコンフィチュールをあしらったお花のような可愛いクッキー。
クッキーは上部がドーナツ型になった二枚重ね。この手のクッキー、大好きです。
セザム
胡麻のクッキー。サクサクとした生地の食感がたまりません。そこにわずかな塩味と黒胡麻の風味が加わってこれまた美味。
アマンド
アーモンド入りのサクサククッキー。
コクがありながらも、まろやかな後味。
まんまる
さらりと崩れてしまいそうな生地。粉物菓子の美味しさが楽しめ、もっともっと食べたくなります。。。
ヴァニーユ
柔らかさの限界ギリギリというくらいに、ホロホロとしたクッキーで、これは食べるというより、飲めるのではないかというくらいソフト。
こういうクッキーをいただくと、もはや自分で作ったクッキーなど、永遠に食べたくなくなります(笑)
プロフェッショナルならではのお仕事ですね。
まさに自分では決して出せない味というものを体験することこそ、「お菓子を買う醍醐味」です。
コロナ自粛がなかったら、きっとお取り寄せなどしていなかったでしょうし、この素晴らしいクッキーを味わうこともなかったと思います。
いつまで続くのか先の見えないコロナの問題ですが、こんなふうに少しでもポジティブな要素を見つけながら生活していけたら。。。と思いました。
やっぱり美味しいお菓子って元気になります。たかがお菓子と言われるかもしれませんが楽しく生きていく活力になります。
滋賀県はまだ訪れたことのない地です。
コロナ禍のいま、他県への旅はまだまだ想像できませんが、いつか実現したいと思っている「お菓子を巡る旅」。また一つ、足を運んでみたいお店ができました。