専業主婦という生き物

美味しいもの、美容、国際結婚、噂話、専業主婦についてなどを思いつくまま綴るブログ。

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パート主婦と専業主婦の軋轢。パート社会の闇はまさにドラマの世界だった。

昨年末、3ヶ月間限定で仕事をしてきましたが、無事にお勤めを無事終了し、また本業の専業主婦に戻りました。

このまま社員として働いちゃったら?パートでも構わないからこれからも来ない?
そんな温かいオファーの言葉もありましたが辞めました。
この歳になって社員として働けるなんて、もったいないお話ではありますが、やっぱりそこは私の居場所ではなかったというのが痛いくらいに分かったのです。

そもそも私は当初からずっと働く気はなかったので、最長で3ヶ月と決めていました。最初は忙しい時だけ顔を出す程度でしたが、そのうち毎日お呼びがかかるようになり、最後の2ヶ月間はほとんどフルタイム並みに働くようになっていました。20年も専業主婦をしていたせいか、やはり体力的にきついというのが正直なところ。徐々に慣れてはきたものの、やはり健康不安を感じることもあったので。。。



新しい世界を覗き見るという点では、非常に濃い社会勉強をさせて頂きました。
価値観が天と地ほどにまるで違う人達と過ごすのは、時に修行のような苦しさをもたらすもので、専業主婦生活では無縁なことでした。
よくママ友間のトラブルなどを耳にしますが、その道のプロ(専業主婦)からすれば、職場内の人間関係の方がよほど厄介に感じました。

それは、ただ毛色が「違う」という理由で、着るものから髪型、食べるものから話し方、立ち振る舞い、全てが監視されているようで、私の後ろでは様々な噂話が渦巻いていたからです(笑)

そんな中わかったのが、よく話題にされる「働く主婦」と「専業主婦」の「気持ち」というものですが、そんなに単純なものでもなさそうです。
一言で働く主婦といっても、正社員として責任を有する立場にある人と、パート主婦とでは、またメンタリティーも違うようなのです。
私のような専業主婦にとって、どちらが近い立場かと言えば当然パート主婦になるかと思いきや、ちょっと違っていたのが興味深いところでしたね。

正社員として毎日忙しく働いている方々は、とにかく業務優先で他のことに頓着している暇もありません。とにかく仕事だけしてくれれば御の字といった感じでした。
一方、パート主婦達は責任もない文字通りパートタイマーなので、余計なことを考える時間も余裕もあるようです。

私の例に限定させて頂くと、人の噂を流して陰口を広めるのは、みんなそんなパート主婦でした。
中途半端な立場にもかかわらず、過大な承認欲求を持っている人間の実に多いことか!
なんでここまで拗れてるのかしら?と恐ろしくなるほど、ネガテイブな感情が渦巻いていたのです。

いつも元気に笑っていれば、気楽な立場でいいわねとチクリ。

ちょっとお洒落をしただけで、派手好きな人なのよとチクリ。

働く必要のない人は呑気でいいわね。

美味しいお菓子をお裾分けすれば、ずいぶんと余裕があるのね。

もう、何をしても鼻につくようなのです。しかも、面と向かって言われたことは一度もなく、すべて陰でコソコソと言うという。。。
それを「あの人がこう言ってた」なとど火をくべて扇ぎ立てるようにありがた迷惑に報告してくる人がいたりで、まさにドラマの世界でしたね(笑)
これらは主に中年女性パート達からの言動ですが、恐ろしいのは長年勤めている中年パート主婦が若い社員を手下にするが如くマインドコントロールするものですから、若い女性社員までもが敵意を剥き出しにしてくることもあったのです。
周りの男性社員はといえば、悪しき習慣に慣れっこなのか、知らぬ存ぜぬで完全スルー。。。

それにしても、なにがここまで攻撃の的になったのか? 正直よくわかりません。きっと長年専業主婦感覚で生きてきた私との価値観が違いすぎたのでしょう。
自分の開けっぴろげな性格も、職場の雰囲気にそぐわなかったのかもしれません。周りの空気もなんのその。おかしいと思えば意見を言う。自己主張する。長いものにも巻かれない。そして何よりも、同じパートタイマーという立場でありながらも、雇用主とも通じているという立場。

つまるところ、異質なものに対する拒否反応ということなのかも知れません。
裏で誰に何を囁かれてもいつも楽しそうにしている様子も気に入らないようでした。でもね、仕事をすることが楽しかったのだから仕方ないじゃないの〜といった感じなのですが(笑)
確かに生活のために働いていた訳ではありません。専業主婦の気まぐれと言われればそうなのかもしれませんが、それでもお給料をいただく以上は、仕事に手抜きをしたことはありません。どうすればもっといい結果が出せるか?自分なりの努力もしてきました。
現場を変えるほどの権利も義務もない立場では限界もありましたが、少しでもお役に立つならばと、色々な業務にもトライして、それなりに貢献できたつもりです。
それでも、人は特別な目でしかみません。
楽しそうにしているのが罪であるかのように、斜め目線でしか物事を捉えてくれません。
世の中、人が幸せそうにしていることが気にくわないと思う人もいるのだということを、初めて身をもって知りました。

もちろんそんな人ばかりではありません。同じ主婦でも興味を持って近づいてきては、あれは?これは?と情報収集しにくる人もいました。
どんなシャンプー使ってるの?
服の香りがいいけど、洗剤はなに?
ハンドクリームはなにがおすすめ?
この服、どこで買った?幾ら?
などなど、まるで女子高生のように楽しい会話をできる人もいました。
またずっと年若い女の子の中には、若い時どう過ごしたら、その歳になっても楽しくできるの?
結婚のタイミングやどんなお相手を選んだらいい? 仕事は続けるべき?など、相談してくる子もいました。
それでも、そんなポジティブな雰囲気は巨大なネガテイブパワーに打ち勝つことは難しいようでした。
よく職場内の人間関係でメンタルを崩して退職。。。などという話を聞いたりもしますが、わかる気がします。
元々人の噂話などはどうでもいいと思う性格の厚顔無恥な中年専業主婦なので、私にとっては頭にはきてもダメージになるようなことではありませんでした。しかし、少しでも感受性が強かったり、優しい性格の人であれば、とっとと逃げ出していたような雰囲気がありました。

そんな会社の人間関係について、専業主婦と友達と話していたところ、これは私だけでなく、他のお友達の職場も似たり寄ったりのようでした。
本来の居場所(専業主婦)に戻ってきた多くのお友達が、仕事をするという以前に人間関係の複雑さに驚愕したという同じ感想を持っていたのです。

文句ばかり言うつもりはありません。私とて、人様からあれこれ言われるような言動はあったでしょうから。
昔から組織に馴染めない性格は変わりません。空気を読むどころか、自分本意で物事を進めようとしたり、協調性もありません。
黙っていればいいものを、心に溜めておくことができない。つまり我慢がきかない子供っぽい性格も問題です。
専業主婦コミュニティの中では、なんの問題もありませんでしたが、それは自分と同じ人間ばかりが集う場所だったからなのでしょう。
職場など様々な人が集まる場所では、私のような人間は不向きなのです。つまり、そこは私が一番幸せを感じながら過ごせる場所ではなかったということです。
これはこの歳になって、初めて外に出て実感できたことです。

私の本来いるべき場所ではないにもかかわらず、自分の場所であるが如くの振る舞いが、みんなの癇に障ったのでしょう。
また働きたくはないけれど働かざるを得ない人と、働く必要はないけれど働きたい人、そんな違いもお互い相容れないものだったのかも知れません。

前にも書いたことがありましたが、嫉妬というものがその根源にあるのも確かです。案外それが大きな要因となっていたのかもしれません。
同じ主婦なのになぜあの人はあんなお気楽なの⁉︎と。人は概して表面しか見ないので、人が内に抱えているものは見ようとせず上っ面だけに目を向けて判断して勝手に嫉妬心を膨らませていくのです。
そんなものはまさに不可抗力で、面倒なだけの感情です。
それを感じると本当にうんざりした気持ちになり、人と関わること自体が面倒になってしまうくらいです。
しかし様々な人が集まる場所では致し方ないことなのでしょう。嫉妬することもない、されることもない、そんな飾らない気楽な人間関係の中で生きていきたいと思うなら、同じような人間が集う場所にいるしかありません。



人は「隣の芝生は青く見える」ものです。
私とて人様に羨ましがられるような生活をしているわけではありません。それでもみんなと少し違うタイプの人間だというだけで、勝手に想像を膨らませ、特別視されるようになるのです。
同じ主婦なのに。。。
パート仕事をして、帰宅すれば家事をしてと、同じようなことをやっていても、違うと思われるのですから自分にはどうすることもできません。

つくづく感じたのは、この歳になって人間関係に煩わされるのはなんの得にもならないということ。自分にとってメリットはないということです。
どうせなら、気の合うポジティブシンキングな人達と笑って過ごす人生の方がどれだけ有意義か!

そんなわけで、短い社会勉強をしてまた元の専業主婦に戻ったわけですが、今のところ退屈することもなく、むしろ忙しく過ごしているくらいです。
また心境の変化や機会でもあれば、働くこともあるかなと可能性は残しつつも、しばらくは専業主婦として家のことに力を注いでいこうと考えております!